しっかり一言、許可をもらってください。
Twitter(ツイッター)が、ルールと「嫌がらせ行為に関するポリシー」を改定しました。海外メディアのBuzzFeed Newsが伝えています。
Twitterルール[Twitterヘルプセンター]
Twitterへの個人情報の投稿[Twitterヘルプセンター]
嫌がらせ行為に関するポリシー[Twitterヘルプセンター]
今回の改定で、「Twitterルール」の項目に以下のルールが追加されました。
また、撮影されている人物の同意なく撮影または配布された、私的な画像や動画を投稿することを禁じます。
同様の一文が、「Twitterへの個人情報の投稿」と「嫌がらせ行為に関するポリシー」にも追加されています。今後は撮影された本人に投稿の許可が取れないのであれば、顔にモザイクを入れるなどが必要となるでしょう。
「リベンジボルノ」への対策
今回、このようなルールが追加された背景には、「リベンジポルノ」問題があります。「リベンジポルノ」については、以下の記事をご覧ください。
簡単にいえば、「振られた腹いせに元恋人のヌード写真などを投稿する」ことを言います。特に米国で問題になっていますが、日本でも発生しているようです。
ユーザーが節度を守って使っていれば、こんなルールの追加をされることはなかったはず。スマホの写真やSNSを「悪用」する人間のせいで善良なユーザーに不便なルールが追加されるのは、悲しいですね。
その他にも、電車内での盗撮写真を面白がって投稿するユーザーもたまに見受けられます。こういった行為を一律して禁止するのが、今回のルール改定ではないでしょうか。
しょっちゅういろんな人の写真を投稿していた人は、これから注意が必要になりそうです。撮影する際は、一言「SNS投稿してもいいか」を聞いたほうがよいでしょう。
ただし、もし自分の写真が勝手に投稿されていた場合は、消してもらいやすくなったという利点もあります。ルールをしっかり把握し、有効に活用していきたいものですね。
Twitter Takes Steps To Combat Stolen Nudes And Revenge Porn[BuzzFeed News via ITmedia ニュース]
Photo by Thinkstock/Getty Images