警視庁警備部が3月31日に公開した新導入装備品のなかに、無人航空機『ドローン』が含まれていたとして注目を集めています。時事通信の報道などから察するところでは、導入されたモデルは6枚ローターのヘリ(マルチコプター)である『ヘキサコプター』で、機体下部にビデオカメラを備えている模様。
・無人航空機「ドローン」って、いったいなんだろーん?(おは用語)
・「クアッドコプター」って、ヘリコプターと何かちがうの?(おは用語)
ドローンやマルチコプターについて詳しく知りたい方は、上の解説記事を参照ください。
なお、このドローンが配備されたのは昨年末とのことで、災害現場での撮影に活用されるほか、警備やテロ対策にも使われる見込みなのだそう。また、2020年の東京オリンピックでの運用も視野に入れているようです。
機体は全幅110センチ級のサイズで、飛行範囲は高度120メートル・半径300メートル。航空法の規定では空港から半径9km以内で、かつ高度が150m以上の空域(制限表面)を超えてドローンを飛ばしてはならないとされますが、警視庁がそれに抵触しないスペックに留めたのかは定かでありません。
警視庁の災害対策課に配備されたというこのドローン、飛行している姿はNHKやTBSなど複数のメディアが動画ニュースとして配信しているので、そちらを参照してくださいね。
・警視庁 ドローン公開 五輪警備で導入検討 [NHK]
・警視庁、小型無人機「ドローン」など新警備用機材を公開 [TBS]
それにしても、アニメで見た警察ロボットより早く「空飛ぶ警察マシーン」が誕生するとは驚きでしたね。近いうちに警察ドローンの活躍が報じられることもあるかもしれません。
無人機「ドローン」を公開=東京五輪念頭に新装備開発へ-警視庁 [時事ドットコム]