吸って、吐いて、吸って......
プレゼンや面接のなどの前、緊張をほぐすために行う深呼吸。大きく息を吸って、吐く。この動作で実際に心拍数が下がったことがわかるスマホアプリが『Pase Sync(ペースシンク)』です。短い時間でのリラックスを助けてくれますよ。
「顔色の変化」から心拍数を測定!
『Pase Sync』は、心拍数にリンクした動画を観ることで、どこでもリラックスができるアプリ。最初に心拍数を測ります。特別な機器は必要ありません。スマホのカメラで顔を撮影するだけなんです。
カメラで顔を15秒ほど撮影します。このとき、肉眼では見えない微妙な顔色の変化を測定しているとのこと。顔色は顔を流れる血液の量(血流量)で変わります。顔色の変化を検知することで血液量の変化がわかり、心拍数の推定ができるんだそうです。
緊張してドキドキしている時は、知らず知らずのうちに顔色に影響が出ているということなんですね。「今日どうした?」と顔色の微妙な変化に気がつく人も、この変化を感じているのかも。
心拍数を測定したあとは、1分間の動画が流れます。動画ではメトロノームのように音が刻まれ、音に合わせてキャラクターが動きます。この「音」が心拍にリンクしていて、だんだんゆっくりとしたテンポに変わっていきます。
深呼吸をしながら動画を観れば、心拍数が動画のテンポにリンクして、次第に落ち着いてくるという仕組み。アニメは10秒弱の長さのものが次々と切り替わります。キャラクターの姿がゆるく、動きもコミカルなので、自然と頬もゆるみます。
実際に1分間の動画を観たところ、心拍数が79bpmから59bpmに下がりました。座る姿勢や深呼吸など、体をリラックスした状態にして行うと、なお効果が出るようです。
カメラで顔を撮るだけで心拍数がわかるとは驚きです。実際に数値で「落ち着いた」ことがわかると、より安心できますね。会議前など、緊張しがちなシーンで使ってみてはいかが?