もうビデオのレンタルは、必要ないかも。
本日より、ドコモの提供するオンデマンド動画サービス「dビデオ」が、「dTV」にリニューアルしました。
今回のリニューアルに合わせて、全国のドコモショップにて「dTVターミナル」の販売が開始しました。テレビにつなぐことで、「dTV」の動画をテレビに映せるというものです。
実際のところ、使い勝手はどうなのか気になっている方も多いはず。ドコモより実機を貸してもらえましたので、実際に使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
開封しよう
箱を開封すると、中には以下のものが入っています。
番号順に、リモコン、HDMIケーブル、USB電源アダプター、USBコンセント変換器、そして「dTV」の本体です。あとは、紙の説明書も2部入っています。
本体は軽く、小さいです。たばこの箱2つ分ぐらいでしょうか。
コネクター部は、こんな感じ。
こちらはリモコン。ボタンが少ないので、使い方に迷うこともないでしょう。
テレビにつなごう
本体をテレビにつなぎます。やることは簡単で、本体を電源アダプターでコンセントにつないだら、テレビにHDMI端子で接続するだけです。
HDMI端子については、以下の記事をご覧ください。
本機種はA端子のコードが付属しており、ある程度新しいテレビならほぼつなげるようになっているはずです。心配な方は、先にテレビの裏側を確認してみるとよいでしょう。
設定しよう
接続ができたら、テレビをつけて確認してみましょう。「入力切替」のどこかのチャンネルが、「HDMI」からの入力に対応しているはずです。
初めて起動した時は、以下の接続設定画面が出てきます。有線ならLANケーブルを接続するだけで使えますが、今回はWi-Fiを選びました。
ワンボタンで接続できる「WPSボタン」も使えますが、今回は普通にアクセスポイントを選んで接続します。
アクセスポイント名を選ぶと、パスワードの入力画面になります。...が、文字入力がリモコンで一文字ずつ入力しなければならないため、かなり面倒です。有線が使えるなら、有線の方が楽かもしれません。
利用規約などの画面が出てきますので、「同意」などを押して進めていきます。最後に、docomo IDとパスワードを入力すれば完了。
ちなみに、docomo IDの取得は、本機種からはできません。あくまでもパソコンとスマホで使うことがメイン、ということでしょうか。
docomo IDを持っていない人が本機種を買うことはない(できない?)と思いますが、念のためご注意を。先にパソコンやスマホで、docomo IDを取得しておきましょう。
動画を見てみる
では、実際に動画を見てみましょう。基本的には、「dTV」そのままの感覚で使えます。
パソコンやスマホで途中まで見ていた動画を、続きから見られる機能もそのまま。その逆で、本機種で途中まで見ていた動画の続きを、パソコンやスマホでみることもできます。
システム周りは、よく出来ていると感じました。逆に、リモコンで動かす都合上仕方ありませんが、シークバーはパソコンやスマホに比べるとやや使いにくくなってしまいます。
また、前述のとおり、文字入力が面倒なので、本機種から目当ての動画を探すのはやや面倒です。最初から見る場合でもパソコンやスマホで見たい動画を探しておき、本機種で再生する方法が楽だと思います
その他の機能として、YouTubeも見られます。文字入力の都合上、やや動画を探すのが面倒ですが。
ちなみに、「dTV」だけでなく、同じくドコモが提供するアニメサービス「dアニメストア」にも対応しています。契約さえいしていれば、そのまま使えるようです。
また、テレビを消すと本体の電源も落ち、TVをつけて「HDMI」のチャンネルに切り替えると本体の電源が入るエコな仕組みとなっていました。なかなか気が利いていますね。
ひと通り使ってみて
ひと通り使って見た感想としては、「テレビにパソコンやスマホをつなげない「dTV」ユーザーであれば買う価値は十分にある」というところです。
本機種がなくても、パソコンやスマホとテレビをつなげれば、テレビに「dTV」を写すことはできます。とはいえ、パソコンの位置やスマホの機種の都合上、難しいというご家庭も多いはず。
そんな時、この「dTVターミナル」があれば、大きなテレビで「dTV」を楽しめるというわけです。「どこでも機種をこえて楽しめる」という、オンデマンド動画サービスの真価を発揮させてくれる存在といえましょう。
本機種自体はそんなに高いものでもありませんし、十分「アリ」だと感じました。