男性がFacebookで「女性をタグ付け」する場合、単に「一緒にいますよ」アピール以外に、いくつかの隠れた心理が働いています。
例えば。
・さほど美人というわけではないけれど、女子たちに囲まれてる俺って、すごくない?
美人でもそうでなくとも、とにかく「女性と一緒に飲んでる俺って、なんだかんだでモテてるわけよ」的なことをそこはかとなく匂わせているものです。
女性からみてもこの男性心理はわからないわけでもなく、かわいい男心を垣間みて微笑ましい気持ちになることは確かです。
ただし、女性は「タグ付けをされた事実」よりも「タグ付けされた写真」がなによりも問題。他の誰よりも美しく写っているか。他の人が半目だったとしても構わない。自分さえキメ顔で写っていれば......。
それほど自分の写真(とくにSNSなどで公開されるとわかっている写真)に対しては、女帝のようなギラギラとした野望を持っています。
それなのに、「女子と一緒にいる俺ってモテてるでしょ?」自慢の男性がアップする写真は、「女性の写真映り」は案外どうでもよくて「できるだけ女性がたくさん写っている一枚」「自分がかっこよくor面白ポーズで写っている写真」を選びがちです。周囲のひとりひとりの半目状態などチェックしておりませんよね?
これに女性たちは怒り心頭なのです。
「タグ付けされるのは、まだ良いとしよう。ただし、公開する写真のクオリティチェックくらいはさせろ!」と。
ひとこと「この写真、Facebookに公開していい? タグ付けしていい?」などのお伺いをたててくれさえすれば、「この写真は変だからヤダなー」とか「タグ付けはちょっと......」と断りやすくなるのですから。
それさえなしに勝手にタグ付けで公開されて、その写真があろうことか半目だったり不本意な表情だったりしたら「この男性とは二度と一緒に飲まない!」と思うか、または彼がスマホを構えだしたら、サッと人影に隠れて写真に写り込まないようにするかのどちらかの行動をとるようになります。
SNSでモテ自慢をしたかったら、ぜひ女性の気持ちを最優先に考えてエクスキューズを入れて、自分の写真写りではなく「同席している女性の良い表情」をチョイスすること。
これが結果的に、本当の「モテ」につながります。