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まさかの効用! 婚活アプリで仕事のストレスが減る?
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まさかの効用! 婚活アプリで仕事のストレスが減る?

2015-06-06 12:00
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    前編:出会い系スレスレ? 婚活アプリ4レビュー


    複数の婚活アプリを見まくる日々が続き、男性から「いいね」的ボタンを押してくれるなかに「外資系でSE」というプロフィールの人を発見。私の中で、SEは「婚活市場、最後の聖域」という妄想がありました。「サーバーが友達。人間は嫌い。でも奥さんだけには気を許す。」といったピュアなイメージがあり、この層を狙えばいつか結婚できるのではという淡い夢が...。


    さっそく平日夜ご飯を食べる約束をして待ち合わせ場所にいくと、ぼんやりした背広の人を発見。メガネが20年前くらいに流行ったフチ無しタイプで、手油がべっとりついてる感じ。地下鉄の構内で売ってそうな合皮のよれよれの靴。あと謎にガジェット感あふれる皮の手袋! 衝撃が走りました。


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    しかし、既婚の女友達の言葉が頭をよぎります。「男の服装なんて気にしなくていいよ。おしゃれに関心がない男なら、結婚した後あんたが服をいろいろ用意すれば、着てくれるもん。逆に変にオシャレな男のほうがうざいって。」

    う、うむ...。ここまでオシャレにこだわってないのはピュアでいいかも! と自分を奮い立たせました。そしてご飯食べる店を散歩がてら探すことに。男性から話しかけてくることはないため、自分が必死で世間話で尺をつなぎました。「寒いですねー、おでんとか食べたいですねー」などなど。(当時は冬でした。)すると信号待ちの時に、突然ガジェット手袋で手をつなぎだすSE。無言のわりに謎に積極的だな!

    そして中華料理屋に入り、何皿か注文。大皿料理をたのんだので、当然二人でシェアすることになります。男性のほうから分けてもらえることはありませんで、まあこちらで適当に取り分けたりしておりました。しかし! エビチリがくるとものすごい勢いで食べるSE。皿の上のエビがラスト1個になると彼は急に我に返り「ぼく、エビチリ好きなんだよね。」あ、そうですか...その食べる姿は、テレビの大食い選手権をはるかに超え猟奇的な感じさえする...恐ろしくなり、早々に家に帰りました。

    どんどん現れるコミュ障の男たちに疲弊

    後日、このエピソードを男友達に話すと分析してくれました。「コミュ障*SEは、職場で女性とほとんど話さない。でも婚活アプリで約束がとれた女性は自分に好意を持ってると信じ込んでるから、急に強気になるんじゃないか?これもコミュ障ならではの現象だ!」

    な、なるほど...

    *コミュ障:コミュニケーション障害の略称。病名というよりは、他人とうまく話せない人の総称としてつかわれる俗語。

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    その後も何人かの男性に会いましたが、他人の話の揚げ足をとり反論ばかりする人ぽっちゃりさん(自称年収1000万コンサル)、兄弟に異常なまでにコンプレックスをもっているネガティブサラリーマン(中堅企業のバックオフィス勤務)、体にいいもの気にしすぎて極度のベジタリアン(公務員)など、濃いキャラの人たちばかりに会い激しく疲弊しました。

    そうだ、婚活アプリ休もう...。

    婚活成功者にヒアリング「一緒に暮らすならペットのほうが優れている」

    婚活アプリを触らない日々が続き、どんよりしている私を見かねた職場の先輩が、声をかけてくれました。「うちの姉、じつはお見合いを何十人もして結婚したんだよ。話聞いてみる?」

    なんでも、そのお姉さまはお見合いを何十人もした後に、合コンで出会ったひとりの男性とご結婚され、10年近く幸せに暮らしておられるとのこと。婚活仲間の友人とともにヒアリングに行くことにしました。待ち合わせは、おしゃれなイタリアンのお店。

    お姉さまが何十人もお見合いしたこと、中にはひどいオジサンもいて(話しているうちにヨダレが垂れてしまう人も!)散々断ってきた末に、合コンで出会った今の旦那様とご結婚なさることになったくだりなどを聞きました。ひとしきり盛り上がったあと、ふとお姉さまが私たちに質問をしてくれました。

    「みなさんは、なんで結婚したいと思ってるの?」
    私がもごもごしていると、一緒にいた友人がキリッと答えました。「寂しさを埋めたいからです。」

    すると、お姉さまが目を見開いて言いました。
    「人間なんて、寂しいときには隣にいないんだよ! こっちの言うことも聞かないし。寂しいならペットを飼えばいいじゃない~」

    なんと! 人間よりペットのほうが優れているということか!

    婚活の秘訣は「人に期待をしない」

    お姉さまはワインをぐいぐい飲みながら話を続けました。「他人に、自分の意図を汲み取って行動してほしいなんて思っちゃいけないよのよ~! 洗濯物ひとつとっても旦那はこっちの望むようにできないんだから。」『●●と▲▲は一緒に洗濯機に入れないで』というと額面通りのことはできても、旦那さんは応用がきかないそうです。

    お姉さまは続けます。「自分が言った通りに旦那が何かをやってくれただけで素晴らしいと思わなきゃだめよ。他人は自分が言ったことを聞かずに反対することだってよくあるでしょ。旦那にね~期待なんかしちゃだめよ!」

    店内となりの席、子連れ夫婦が若干気になりつつも、「なるほど!」と激しく同意する私。

    気が利く、年収安定、ユーモアあり、育メン、家事も...など、いろいろな希望を結婚相手に求めていた自分があほらしくなってきました。

    「他人に期待をしない」まなざしで、仕事のストレスも減る!

    お姉さまの名言「旦那にね~期待なんかしちゃだめよ!」を心に刻んだ翌朝、職場にいくとなんだか風景が変わっていました。

    今まで上司に対して常に「なんでそんなやり方するんだ、もっと●●してほしい。」と不満ばかりためこんでいました。しかし「相手の意図を汲み取り行動することなど他人に求めてはいけない」モードを導入したことで、上司に「これしてほしい。」という要求が激減し、仕事上のストレスが減ったのです!

    結婚相手がすぐ見つかるかはさておき、婚活アプリで普段会わないタイプの異性と会うことは、コミュニケーションの幅が広がることは確実だとわかりました。

    仕事をしている人ならストレス減ること請け合い! もしもあなたが独身で彼女彼氏がいないようでしたら、ぜひ婚活アプリを使ってみてほしいです。

    Photo by Thinkstock/Getty Images
    Illust by murayuki
    RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2015/06/omiai-mariage2.html
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