これでレコーダーの中にたまったテレビ番組を消化できる!
TV番組を録画するHDDレコーダーはたくさんの番組を録画できますが、ついつい録画しすぎて「見る時間が足りない!」なんてことになりがち。
しかし、そんな失敗はもう過去のもの。アプリ『トンキー ビーム(Twonky Beam)』が、レコーダーからの番組コピーに対応したんです。[iOS版はこちら]
『トンキー ビーム』は、無線LANを通してレコーダーの番組を見るアプリ。それが今日のバージョンアップで、対応するレコーダーからスマートフォンにテレビ番組をムーブ(制限つきのコピー)できるようになったんです。
これで、電車での移動などふだんのちょっとした時間に、録画したテレビ番組を見ることができます。「時間がないから」とあきらめていたアレやコレも、しっかりチェックできるように!
『トンキー』でムーブ機能を利用するためには、以下の条件を満たすがあります。
・レコーダーが無線LANにつながっている
・レコーダーが、通信規格「DTCP-IP」の「ダウンロード型ムーブ」に対応している
・スマートフォンのAndroidバージョンが4.0以上
いままでも、特定のレコーダーとスマホの組み合わせ(例:シャープのレコーダー+シャープのスマホ)ならコピーはできました。が、『トンキー ビーム』なら条件さえ満たせばメーカーを気にせず利用できます。
今回はソニーのビデオレコーダー「ナスネ(Nasne)」で試してみました。右上のアイコンからナスネを選び、動画を探してダウンロードすると...ぶじ動画をダウンロードできました!
ちなみに、ドコモ以外のキャリアの場合、ダウンロードの前にムーブ機能をONにするための課金が1回だけ必要になります。
ドコモの場合はこの金額が2014年3月31日まで無料になるのだとか。また、過去バージョンのトンキーですでにDTCP-IP機能をONにしていた場合も、無料で利用できます。ラッキー!
さっそく再生をテスト。
完璧に動作してます! ...あれ? なんかエラーメッセージとともに再生がストップしました。
あれこれ試してみたところ、どういうわけか動画を再生し続けるためにはWi-Fiに接続しつづける必要がありました。Wi-Fiならなんでもいいので動画を外に持ち出すことはできるのですが、移動中の視聴はちょっと厳しい。
発売元に聞いてみたところ、Wi-Fiが必要なのは課金の時だけで、再生時にはとくにWi-Fi接続は必要ないはず、とのこと。私の環境の問題かもしれません。
今のところ条件は限られますが、いつも持ち歩くスマホで積み録画を消化できるのはとにかくありがたい! Wi-Fiの問題点は次のアップデートで解決することに期待してます。
使用時間:3時間
使用端末:GALAXY S III LTE SC-06D
OS:4.0.4
バージョン:3.4.0
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発売元:PacketVideo Corp
更新日:2013年2月1日
価格:無料(DTCP-IP機能をONにするためには課金が必要)
対応機種:Android2.2以上(DTCP-IP機能をONにするなら4.0以上)
(金本太郎)