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実験用でよかった...?
米海軍の研究者とインディアナ大学が、スマートフォン向けのとんでもないマルウェア(悪意あるプログラム)を作ったそうです。
セキュリティ会社・ソフォス(Sophos)の報告によると、「プレイス ライダー(PlaceRaider)」なるこのマルウェアをスマホに忍び込ませると、持ち主の家の中や職場のようすを外部に送らせ、写真&3Dモデルとして再現できるようになるんだとか。
「プレイス ライダー」はあくまでセキュリティ実験用のプログラムで、実際に出回っているウイルスではありません。が、それでもちょっとおっかない。
間取りや家具の配置を正確に把握できるので、たとえばドロボウが下見に利用するとか、とんでもない利用法があれこれ思い浮かびますね。
また、職場のコンピューターの画面や机の上のメモなど、機密にかかわりそうな画像もチェックできるそうです。
開発者によると、アンドロイドではアプリがカメラやGPS、ジャイロセンサーを簡単に利用できるため、こういったマルウェアが作りやすくなっているんだとか。
パソコン向けのコンピューターウイルスの場合、被害にあうのはコンピューターの中身だけですが、スマホの場合はカメラやGPS情報など、スマホの周囲の状況まで悪用される可能性があるわけですね。
スマホのセキュリティ対策はマジでやっておいたほうがいいですよ。
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Proof of concept Android malware creates 3D maps of your home[naked security via INTERNET Watch]
(金本太郎)
RSSブログ情報:http://www.tabroid.jp/news/2012/10/PlaceRaider.html