オリンピックのコストがメディアを賑わせ始めています。

1984年のロサンゼルスオリンピックのコストが790億円だったのに対して、近年のオリンピックはハイパーインフレ気味です。

2004年のアテネが1兆1100億円、2008年北京が3兆4000億円、2012年のロンドンが3兆1700億円。

コストが上振れする問題はIOCの求める立候補ファイルにも原因があるようです。

立候補ファイルはIOCの質問に答える形で作成されますが、そもそもIOCの質問が費用の合計額を尋ねていないので、立候補ファイルの費用合計と実際の費用の間には必ず大きな乖離が出ます。

例えばロンドン五輪では、立候補ファイルでは7500億円のコストが見積もられていました。

実際にはそれが2兆1000億円に膨れ上がるとともに、そもそも立候補ファイルに含まれない用地取得費と鉄道整備費などを合計すると前出の3兆1700億円、あるいは一説によ