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備蓄の活用

日本向けに原油を積んだタンカーが最後にホルムズ海峡を通過したのが2月28日で、そこから20日かけて3月20日ごろに日本にそのタンカーがやってきます。

そこまではほぼ毎日1隻、日本の1日分消費量を積んだタンカーが日本に入ってきますから、原油の供給は心配ありませんが、3月20日以降は供給が大幅に減少します。

そこで高市総理がIEAによる備蓄の協調放出の決定に先立って、まず、民間備蓄の15日分の活用、そしてその後、国家備蓄の1か月分の放出を表明しました。

第二次石油危機以降、備蓄石油が活用された事例は6回あります。

第二次石油危機.....事業者ごとに5-25日分の民間備蓄引き下げ
湾岸戦争........4日分の民間備蓄を引き下げ
ハリケーンカトリーナ..3日分の民間備蓄を引き下げ
東日本大震災......25日分の民間備蓄を引き下げ
リビア情勢の悪化....3日分の民間備蓄を引き下げ
ロシアのウクライ

ガソリン価格

イラン情勢の影響で、ガソリン価格が上がっています。

原油価格が1バレル100ドルになるとガソリン価格は190円程度になり、そこから原油が1ドル上がるとガソリン価格が1円ずつ上がっていきます。

原油価格が120ドルになるとガソリン価格は210円になる恐れがあります。

イラン情勢を受けて原油価格が上がっていくと、それにあわせてガソリン価格が上がることになり、価格変動の前に少しでもガソリンを入れようとスタンドに行列ができ、何らかの理由でそれがパニックに繋がる可能性があります。

ですから高市総理が170円で価格を安定させると発言したのは、経済的というよりも社会的な、パニックを抑える意味で重要です。

しかし、日本の原油備蓄には限りがありますから、どこかで消費を抑制する方向にかじを切らなければなりません。

すでにアジアの中でもベトナムやミャンマーでは原油の底が見え始め、ガソリンをはじめ石油製品が街中で

ホルムズ海峡封鎖の影響

アメリカとイスラエルによるイラン攻撃が続いています。

その結果、日本のエネルギーの生命線ともいうべきホルムズ海峡が事実上封鎖されています。

我が国は、化石燃料のほぼすべてを海外から輸入しており、特に原油の中東依存度は94%、ホルムズ海峡への依存度は93%とかつてのオイルショック時よりも高くなっています。

ホルムズ海峡が封鎖されても石油の積み出しを続けられるように、サウジアラビアは、紅海側のヤンブーまで石油のパイプラインを整備しています。

しかし、紅海の出口にあたるバブ・エル・マンデブ海峡付近でイエメンのフーシ派からのミサイル攻撃を受ける可能性があり、日本のタンカーが通りにくい状況にあります。

また、UAEもホルムズ海峡の反対側のフジャイラまでパイプラインを敷きましたが、フジャイラがイランからの攻撃にさらされて、ここも安全ではありません。

アメリカから原油を買い付けることもできますが、原油タ

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河野太郎

衆議院議員 河野太郎

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