そのため、防衛力整備は、将来の安全保障環境を見据えて、継続的・計画的に推進していかなければなりません。
「防衛計画の大綱」(大綱)と「中期防衛力整備計画」(中期防)という2つの中長期の計画を立てた上で、それを踏まえて毎年の予算を組むこととしています。
大綱では、おおむね10年程度の将来に必要な防衛力を示し、中期防は、これを実現するために、5年間の防衛力整備の方針や数量を定めています。
最近では、平成30年12月に、この2つの計画を新たに作成して閣議決定しており、令和2年度政府予算案は、その2年目のものとなります。
中期防を踏まえつつ、その時々の優先順位を考慮して、毎年の防衛予算を組んでいます。
防衛予算には、装備品の購入費だけでなく、自衛隊の日々の活動を支える経費や、基地周辺