我が国の医療費をいかに削減するかという問題提起に対して、外国人による健康保険の利用をやめれば医療費問題は解決するんだという意見が複数ありました。
実際のところどうなのでしょうか。
日本国内に住所を有する者は、日本人、外国人を問わず国民健康保険の被保険者となります。
ただし、健保組合など他の医療保険に加入している者、生活保護受給者、短期在留外国人、滞在三か月を超える外国人のうち、外国人富裕層を対象とする「外国人長期滞在制度の対象者」、医療滞在ビザで来日した「医療目的の者」などは適用除外となります。
かつては日本に一年以上滞在する外国人が国民健康保険の対象でしたが、平成の法改正で滞在三か月以上の中長期在留外国人が対象となりました。
2024年のデータをみると、国民健康保険の被保険者数は2,508万人、そのうち92万人が外国人で、割合でいうと3.6%になります。
ではその外国人はどの程度医療費を