• このエントリーをはてなブックマークに追加
百年安心年金の崩壊
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

百年安心年金の崩壊

2014-06-03 17:38

    「これは百年安心年金の崩壊を意味するのですか。」

    「それはこの結果をご覧になっているそれぞれの方の視点によると思います。」受話器の向こうから、在席している厚労省年金局の幹部の声が響く。

    社会保障審議会年金部会に提出された財政検証の結果は、なんというか、まあ、その、厚労省的なものだった。

    前回2009年の再検証ですでに50.1%まで低下していた所得代替率は、今回行われた8ケースのうち、一番良いケースでも51.0%、最悪なケースでは「2055年度に積立金がなくなり完全な賦課方式に移行し、所得代替率は35-37%」になった。

    経済前提をさまざまに(非現実的なものまで)組み合わせていろいろなケースを作り、必死に計算したようだが、厚労省を助けたのは、前回は1.26だった出生率が今回は1.35だったことだ。

    100年安心年金を過去にうたった自公政権下では、さすがの官僚も年金制度が破綻するとは言えない。

    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。