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卒業式などで、来賓の祝辞を依頼されることがあります。
いよいよ明日から社会に出ていく若者を前にして、年金の話をしています。
きっと、彼らは私ががんばれなどと言わなくてもがんばるでしょうし、人生訓を話しても、たぶん聞き飽きているでしょうから、年金の話をします。
公的年金は、死ぬまでもらえるし、保険料の他に税金が投入されているから、たぶん最も割のいい年金であること、国が破綻する前に保険会社が破綻するだろうから、公的年金は最も安全な年金であること。
しかし、公的年金はこれから削られていくので、将来、プラスアルファの用意をしておくべきこと。
若い人にとって、「時間」が武器であり、少しずつでもよいから将来のために複利で稼いていくこと。
必要なことをやったら、仕事を頑張ること。
彼らにとってみれば、四十年も先の話なので、リアリティがあるかどうかわかりません。
しかし、四十年間、こつこつと投資して、複利
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