私が初当選した頃、ある委員会で強行採決が行われた。

当選一回生が国対の部屋に呼ばれて、ウナギをごちそうになり、では強行採決がんばってくれ!?

ところが委員会の控え室に行くと、自民党の先輩が来ておらず、野党の先輩議員が、「与党が先に入って委員長を守ってくれ、その後から野党が入って。

大声を出してもいいけれど、けがをさせないようにくれぐれも気をつけて。」(あの頃、野党の一回生に旭道山がいた!)

ああ、こういうものなのかと思った。

今回の厚労委員会の『強行採決』を見ていて、何となく違和感があった。

野党が、委員長に詰め寄って、書類を取り上げようとしている。

委員長を守るはずの与党議員が委員長の周りにいない。

噂では、『強行採決』のときに『委員長を守る』のをやめたらしい。

与党が委員長を守ると、小競り合いになってしまう。だったら、委員長にがんばってもらって採決をやってもらおうということらしい。

議事運営の次第の紙をと