2015年の特殊詐欺の被害額は476.8億円と前年比88.7億円のマイナスになりました。

しかし、被害件数は13,828件と436件の増加になりました。

形態別にみると、2014年に急増した「現金送付型」、つまり現金を郵便などで送らせる手口、が2,621件と前年比約10%のマイナスになりました。

それに替わってプリペイドカードなどで支払わせる手口が前年比545.5%増の852件と急増しています。この被害は、アダルトサイトに関する詐欺が多いようです。

一方、検挙件数は4,114件、2,552人となり、検挙人員は過去最高です。

また、金融機関、郵便・宅配事業者、コンビニなどとの特殊詐欺予防の連携もすすみ、阻止した件数も12,336件となり、阻止率は49.1%と特殊詐欺の2件に1件を未然に防ぎました。

裏を返せば、詐欺件数は2倍になりかねないという状況です。

特殊詐欺の重点3類型(オレオレ詐欺、