少しでもほっとした時間がもてたらいいなと思って、これをあげるね。
いじめといっても色々な種類があるから
僕の経験だけでは、役にたたないかもしれないけど君がいじめなんかに負けないように祈っているから自分の心を暖めてね。
回りを見渡しても誰も君の味方がいないように思えるとき
みんなが意地悪で、この耐えがたい状態が永遠に続くように思えるとき
「みんな君が嫌い」だなんて言う人の「みんな」ほどあてにならないものはないよ。「みんな」なんていないからね。嘘っぱちさ。その人だけだと言ってもいい。それもその人の中の何かの「怖れ」が言わせているだけの時のほうが圧倒的に多いからね。
外に出られないトンネルなんかないからね。
暖かさや光のある方向がわかるかい?
永遠に続くいじめなんかないからね。
お日様の温もりはわかるかい。両手を広げてみよう。
お日様が力をくれているのがわかるかい?
空を吹く風の気持ち良さがわかるだろう。
目をつぶって風の音を聞いてみよう。
風が嫌なことを吹き去ってくれるのがわかるだろう。
君がいるところから土は見えるかい?
土を手に取ってみられるかい?
運動場の砂でもいいよ。庭の土でもいいよ。
土が君の辛さを吸い取ってくれると感じてごらん。
傷つけられた心を癒してくれると感じてごらん。
「みんな」なんかいないからね。
君を傷つける「みんな」なんかいないからね。
大丈夫。
ふぅーと大きく息をはいて
誰かが君の中にいれてしまった毒の気持ちまではいてしまうように。
大きく息をゆっくりと吐いてごらん。
毒の代わりに綺麗な空気が入ってくるのがわかるだろう。
もう大丈夫だって思えるまでには時間もかかるかもしれないけど。
誰かに手を握ってもらってごらん。
一人ぼっちなんてないさ。
いつかは君も、今の君のように辛い思いをしている人を助けてあげる人になるんだ。
誰よりも辛いと思っている君だから
同じような思いをしている人の気持ちがわかるよね。
ふぅーと大きく、ゆっくり息をはいてごらん。
世界は愛と温もりと美しさに溢れているよ。今は見えなくてもいつかは見えるから。今は感じることが出来なくても、わかる時がくる。
だから今日は、ゆっくりと息をはいてごらん。
両手をお日様に向かって広げてごらん。
お日様は、君の強い味方だよ。
暖かいものだらけだってわかる日がくるよ。