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---------- オーディン(北欧神話) ----------

・北欧神話ってなに?
 北欧(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク)の辺りに伝えられていた昔話です。
 日本の(とくに男子)中高生がまず触れるであろう神話であり、
 ライトノベルやアニメでもその要素が出てくることが多いです。
 西洋でも人気があるようで、創作物に片鱗が出てくることがあります。
 今回は、そんな北欧神話の中で最もメジャーな存在
 「オーディン」について紹介します。

・水曜日は、オーディンの日
 本題に入る前に、ちょこっとしたネタです。
 水曜日のことを英語ではウェンズデイと言いますが、
 これの語源は「オーディン(ウォーデン)の日」です。
 他の西洋語にも同じ語源のものがあります。
 水曜以外の曜日も、それぞれ北欧神話の神様の名前が
 元になっていますので興味が湧けば調べてみてください。

・全ての神のお父さん
 さて、オーディンさんについて話していきましょう。
 オーディンさんは旧支配者を倒し、世界と神々を生み出した、神の中の神です。
 北欧神話における、一番すごい神で、一番おじいちゃんです。
 他の神からは「パパ!」「お父さん!」「オヤジ!」と呼ばれ、
 父親的な存在です。

・神族と巨人族
 オーディンさんたちは神族」という種族です。
 神族という名前からは、高潔で万能な印象を受けるかと思いますが、
 北欧神話の神族は、不死ではなかったりスケベだったり
 すぐ怒ったり何も考えていなかったりと、ずいぶん人間臭いです。
 神族の他にも、いくつか種族がいます。
 その中でも神族の宿敵として存在しているのが「巨人族」です。
 巨人族はとにかく強いです。
 非力な神族が強力な巨人族になんとか立ち向かおうとする。
 そんな感じです。
 ちなみに、オーディンさんは巨人族のハーフです。

・おじいちゃんな見た目
 灰色のヒゲを生やし、魔法使いっぽい帽子を深くかぶって、
 青いマントを羽織っている。
 手には杖代わりに槍を持っています。

・すごい槍を持ってます
 オーディンさんといえば、と言っても良いぐらい有名なのがこの槍。
 大変な壊れ性能の槍で、
 「狙ったものに絶対当たる」
 というものです。
 すごい、練習要らず。

・すごい腕輪を持ってます
 「すごい金の腕輪」で、何がすごいかというと、
 9日に1回、同じ重さの金の腕輪が8個出てきます。
 すごい、お金持ち。

・すごい馬を持ってます
 灰色で8本足の馬です。
 なんと空を飛べます。
 さらに、生きている者は行けないはずの
 「あの世」へ行くことができます。
 すごい、生きたまま死ねる。

・ペットも飼ってます
 狼を2匹飼っていて、自分のご飯をあげています。
 オーディンさん自身は、
 ワインだけ飲んでいれば食事がいらないらしいです。
 ワインすごい。

・ペットも飼ってます2
 2匹のカラスを飼っています。
 カラスは世界の情報収集のため飛び回ります。
 朝飛び立ち、夜戻り、情報を伝えてくれます。
 ただ、たまに帰ってこないらしいです。

・片目が無いんです
 オーディンさんたち神族は、基本的に脳筋で魔法が使えません。
 でもどうしても魔法が使いたかったオーディンさんは、
 飲むと魔法が覚えられる泉に向かいました。
 泉の水を飲みたいと、管理人さんにお願いしたところ、
 クイズに答えられたらいいよ、と言われました。
 脳筋なので答えが全くわからないオーディンさんは、それでも引き下がらず
 管理人さんがやや折れて「じゃあ片目捨てるならいいよ」と提案しました。
 オーディンさんは片目を捨て、魔法の力を得ました。

・自分を生け贄に
 あの世に存在する特殊な知識が欲しくなったオーディンさん。
 前述の馬はまだ手に入れておらず、生きた状態ではあの世には行けません。
 でも知識が欲しい。
 「あの世に繋がっている樹で首を吊れば、あの世と繋がれるんじゃないか」
 とかオーディンさんは思っちゃいまして、
 本当に首を吊って死にかけましたが、なんとか死なず
 あの世から知識を手に入れることに成功しました。

・「最後の時」を知ってしまう
 魔法や知識を手に入れたオーディンさんは、ある未来を知ることになります。
 巨人族との最終決戦が起こり、神族が敗北し、世界が終わる未来です。
 オーディンさんはその運命に抗うことになります。

・死した英雄を集める
 オーディンさんは、最終決戦に備えるため、
 地上(人間界)で死んだ勇敢な戦士を、神族の戦力として集めていきました。
 ときには手段を選ばず、わざと人間同士を争わせて死者を生み出したりしました。

・最終決戦
 神族と巨人族との最終決戦は起こり、
 やはり予知通り神族は敗北。
 オーディンさんは、「口を開けば天まで届く巨大な狼」に丸呑みにされ死んでしまいます。
 そして世界が消滅し、また新たな世界が生まれました。


いかがだったでしょうか?
北欧神話やオーディンにちょっぴりでも興味が湧いた人がいれば
幸いです。