こんにちは、苫米地英人です。
次回の放送は5月28日(火)21時からを予定しております。
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また6月4日(火)には岡田斗司夫さんとの対談も決まりました!!こちらも21時からです。
そして、さる4月23日に行った放送である、株式会社ドワンゴの取締役であられる夏野剛さんとのスペシャル対談を会員限定動画で投稿しておきましたので、また未視聴のかたは是非ご覧下さい。
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「これまでの自分」を丸ごと捨てる具体的な方法
さて、今回は「自分を変える方法」の続きについてです。どうすれば「これまでの自分」を丸ごと捨てることができるのか?
「自分が変わる」というのは「人生が大転換する」というくらいの劇的な変化。見える景色が、世界での立ち位置が、まったく変わるような大変化。そのような変身は「これまでの自分」を丸ごと捨てなければいけません。それの具体的な方法について伝授しましょう。
では、どうすれば「これまでの自分」を丸ごと捨てることができるのか? まず、時間に関する考え方を反転します。
私たちは一般的に「時間は過去から現在、未来へと流れている」と考えています。これは「絶対神がビッグバンを引き起こして宇宙を想像し、そこから玉突きをするように次々と因果を起こして現在に至っている」という古いユダヤ・キリスト教的な考え方にもとづく時間観です。私たちはその影響下にいるわけです。しかしこの時間観は本当に正しいのでしょうか。この時間観も古典的な西洋のものさしにすぎません。
一方、アビダルマ仏教哲学では「時間は未来から現在、過去へと向かって流れている」とされています。現代分析哲学でもそういう見方があります。私はこの時間観に賛同するものです。
自分が川の真ん中に上流のほうを向いて立っていることを想像して下さい。上流から赤いボールが流れてきます。手を伸ばしてそのボールを取るか否かはあなた次第。仮に赤いボールを取らなかったとしましょう。
しばらくすると、次に青いボールが流れてきます。しかし青いボールが流れてきたのは、あなたが赤いボールを取らなかったこととはなんの関係もありません。ただ青いボールが流れてきた、それだけです。つまり「赤いボールを取らなかった」という過去は「青いボールが流れてきた」という未来とは何の関係もなく、過去は未来に何の影響も与えていないのです。
このように、時間は川の上流という未来から、あなたが立っている現在へ、そしてあなたの後方の過去へと流れているのです。
「そうは言っても、自分は努力しなかったから三流大学にしか入れなかったし、今も三流企業でこき使われているのだ」と言いたくなる人もいるかもしれません。
では、こんなケースを考えてみて下さい。
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