『コア構想』

ガンダム世代でもある僕らにとって、この構想概念と言葉の響きはとても魅力的なものだった。
1987年10月、僕のゲーム人生を左右する画期的マシン「PCエンジン」がNECより発売となる。

発売前から各ファミコン雑誌は毎号PCエンジンの特集を組み、テレビCMも大規模に展開されていた。

当時、僕らのハイエンドカルチャーの中枢は確実に「ゲームセンター」にあり、めまぐるしくグラフィック能力を向上させ続けるアーケードゲームの移植に、王者「ファミコン」は明らかに悲鳴をあげていた。