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ゆすらさん のコメント

梅津さん、こんばんは。
ブロマガの更新、楽しみに待っていました。
小説の一頁を読んでいるような、懐かしく少し切ない気持ちになりました。
想像の中であっても自分の理解者である友人がいるってとても素敵なことですね。
心が弱ったときにそばに来て励ましてくれたり…
そんな存在が今でも側にいて梅津さんを見守ってくれているのですね。
とてもかわいい、頼りになるワンちゃんで羨ましいです(^_^)
No.30
54ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
少年は寂しかった。 何故ならば、彼に兄弟はいなかったし、学校の友人が放課後グラウンドを駆けずり回る頃、彼は一人お受験の為に駅の向こう側にある塾に通わなければならなかったからである。彼は両親からそこそこの期待を寄せられているのを敏感に感じとりはしたが、いつしかそれはしがらみとなって彼をそこそこ苦しめた。勉強は嫌いではなかったが、それでも友達との時間は何ものにも変え難かったのだ。彼は幼いながらも、友人関係においてその繋がりを強固なものとする方法の一つは何事かを共有することだと知っていたし、何よりそうして共有したものには鮮度があり、また足が早いということに焦りもした。 塾から帰る頃には日が沈み、町はその姿を変えて待ち構えている。塾のある路地には妖しげなドレスを身に纏った女性が立ち並んでいて、少年は何だか目のやり場に困って顔を伏せ、地面にこびりついたガムを数えて歩いたものだった。 路地を抜けると駅
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