前回は堅苦しい話だったので、今回はどうしましょうかね?
あ、僕は社長からAD統括やら演出補助やらと謳われてますが、そんな大層なモンじゃないですよ
演出はなんというか、社長のあらかじめ予定しているコンテやアクション、カメラワーク
に関して横からチャチャ入れてるような感じですからね。まぁ通る確率は2割程度です
余計なモノの入れたがりなんですよね僕、仮にも専門学校で映像制作を学んでいたので、
恐らくロケスタッフの中で知識があるのは社長と僕でしょうか(それでも8:2くらい差はありますが)
少しでも魅せたい、と思ってしまい予定より違う構図で撮影する時もそれなりにありました
現にメインカメラマンが変わると、高さも構図も魅せかたもカメラワークも全部変わります
社長には社長の画の捉え方、それをカタチにしたコンテがある
ナギスケはナギスケなりの考えでコンテを再現するべくカメラを回す
僕は僕なりの画の捉え方で、社長の構図をどうすればもっと映えるかを模索しながら回す
ロケや放送の際にもよく言ってますが
「自分がクスリと笑ってしまいそうなくらい面白い画が撮れないと、視聴者様もぜったい面白いとは思わない」
洞爺湖は僕がメインカムでしたが、ひまわりまつりではやはりそう思えました
綺麗な景色や、一癖二癖ある面白い隊員達があってでもありますが、カメラを回すと
僕もナギスケもゴリラも口元がだんだんと緩んでくるんですよね
美味しいモノを食べるとつい笑って舌鼓する。そんな感覚と同じだと思うんです、無意識ですよ無意識
ちなみに僕は「被写体をド真ん中において撮影する」構図はあまり好みません
北竜町ロケでノースドラゴンとケイエイシャーが構えて撮ったワンショットがありますね
アレ、メインカムと同じ位置で完全に真正面から撮影してもあまりカッコよくなかったと思います
地味に「仮面ライダー」や「牙狼」といった特撮モノをちまちま見てはいるので、どういうショットがよりスタイリッシュに見えるか勉強になります。まぁ僕の写真は結局ハンディカムなんですが
被写体写す上で一番かっこいいと思うアングルがそれこそ「斜めのローアングル」なんですよ
視聴者様には結局は平面の写真や動画でしかお届けできませんし、少しでも躍動感欲しいですよね
専門学校でデザインの授業をした時に「枠(紙)の中に何本でもいいから直線を引いてその中に色を塗る」というのがありました
その際講師に言われたのが「最初の一本目が、枠線を均等に分割するようにスタートさせるのはセンスを感じない」というセリフ
まぁ映像でいうなら先も言った被写体ド真ん中ですね。つまり一歩ずらすだけでも既にデザインセンスの違いがでてきます
どうせ直線しか使えねーんだから思い切って初っ端から七三分けとかにしてやろうぜ!!
って奇抜さがデザインとして大事なんだなって思いました、それがカメラの構図に準ずるかは分からないですけどね
僕がカメラ持つときや、社長に立ち位置構図などの指示を仰ぐときは、だいたいそんなこと考えてます
なんか結局堅苦しい話になっちゃった!次回は遠征ロケの思い出でも語りましょうか