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neilさん のコメント

アッコ先生の「ごめんね」がやさしくて良い。素敵な友達のみなさん。読んでいて目が潤んだ。
人身事故があるとイラッとする自分を反省。立ち止まって振り返る瞬間をくださってありがとうございます。
No.2
102ヶ月前
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田玲司のヤングサンデー 第91号 2016/7/4 攻撃的な「不満の減らし方」と「シャチをキメる」話 ─────────────────────────────────── まあどうにもみんな「不機嫌な顔」をしている。 夏が来るっていうのに「この世の終わり」みたいな顔をしている人も多い。 この前プロ野球でも見ようと思って神宮球場へ行ったら、なぜか大入りで当日券も買えなかったので、それも人生だな、なんて適当な居酒屋とかでビールなんか飲んじゃって、いい気分で帰宅しようと東武線に乗ると、北千住で人身事故が起きていた。 みんな神宮球場でヤクルトと横浜の選手が打ったり投げたり走ったりする所を見て、ビールでも飲みたいんだなあ、なんて思っていたら、同じ時間に「こんな人生なら死んだほうがマシだ」と、悲しい終わりを選択した人がいたわけだ。 駅で足止めされた人はみんな不機嫌そうに「迷惑なんだよ」という顔をしていた。 中には自分のカバンを自分で殴っているおじさんまでいた。 人が1人死ぬほど苦しんでいたのに、誰もその人を救えないまま最悪の形であの世に送り出してしまったのに、その場の空気は「勘弁してくれよ、自分が悪いんだろ」みたいな感じだった。 死んじゃう人はその人の責任? 小泉政権あたりからやたらと「自己責任」とか言うようになった。 学校も行けるし途上国と比べれば、成功のチャンスはいくらでもあるんだから、人生がままならないのは本人の努力不足だ、なんていう「戦後ご苦労された世代」が言いそうな理屈だけど、何でも努力で解決できるほど世の中は単純じゃない。 確かに戦後の一時期に「努力すればしただけ豊かになれた」時代ってのはあったと思う。 ところが、90年代の終わりにはそんな状況は歴史的な「思い出」になってしまって、努力しようが、反省しようが一向に幸せにはなれない時代になってしまっている。 最悪なのは「豊かになるのは親が豊かだった人」という、なんとも情けない国になってしまったことだろう。 戦後の社会はそういう不平等との戦いだったはずだし、親の七光でいい気になっている様な人間は軽蔑されていた。 1代で成り上がった田中角栄は英雄扱いされていたし、2世議員に対する風当たりも今ほど甘くはなかった。 ところが今はどこを見ても2世、3世議員、タレントで溢れかえっている。 スタートで「良いカード」が少なかったらそれで終わり、ってことは無いはずなんだけど、教育の機会から就職先まで「親の力」がものを言うのは事実だろう。 おまけにこの国は人の価値を「若さ」と「見た目」で判断するような底の浅い国になってしまった。 ようするに今の日本は「本人の努力ではどうにもならない事だらけ」の国なのだ。 そんな国で「自己責任」なんて、「世間知らず」を宣言しているようなものだろう。 攻撃的に人生に挑む方法 そんな国が嫌ならどうしたらいいか? とっとと荷物をまとめて海外に移住するのもいいけど、やっぱり日本語も日本も好きだし、出来るならこの国に「良い国」になって欲しいと思うなら、とりあえず選挙に行って、こんな国にしてしまった政党から議席を取り上げなければいけないだろう。 それは1日で終わってしまうし、自分の力なんか何万分の1でしかないし、行っても意味ないとか思うかもしれないけど、少なくとも「抵抗」はした、という過去はできる。 この先更に最悪な時代になっても「少なくともあの時自分は抵抗した」と思えるだけでも投票に行く価値はある。 政治は自分の生活に関係ない、なんて思っていても、実際はえげつないほど生活に関係している。 税金関係だけでなく、その辺に売っている食品が安全かどうか?だの、変な薬を売らないようにさせているか?だの、水や空気の安全性でさえ「その時代の政治」にかかっているのだ。 空気が綺麗で水が美味しくて、国民が健康で、充実した暮らしができる国を作るのは「政治の仕事」だ。 それが出来なくて病人と自殺者と引きこもりを増加させるばかりの国を作った与党の政治家はやはり「失格」だろう。 「生きにくい」のは政治が悪い、どころか「政治に殺される」ことは戦時中でなくてもあるし、あの日北千住で亡くなった人も「時の政府」と「政治に無関心な人達」に殺されたとも言えるのだ。 とは言っても、こんな風に政治に期待してばかりでは失望ばかりの毎日になってしまう。 投票をしたら、次は自分の人生を面白くするために何ができるか考えよう。 何か新しい事を始める経済的、時間的余裕はない、という人も多いだろう。 でも「何1つできないか?」と言えばそんなことはないはずだ。 「シャチる」とは? 僕の相棒のおっくんは、日本画が好きだけど、絵を描いたりして来なかった人だ。 絵に憧れがあるので、熱海に続いて千葉の旅でも「みんなで写生大会しましょう」と言っていた。 同行していた僕とアッコは美大出身で仕事でも絵を描いてるので「何でここで?」みたいな感じだったのだけど、それも面白いんで今回もその企画に乗ることにした。  
山田玲司のヤングサンデー
ラブコメ漫画「Bバージン」で「モテるためにはどうしたらいいか?」を描き、対談漫画「絶望に効くクスリ」で400人近くの著名人と対談してきた漫画家山田玲司がその多彩な経験と圧倒的な知識を元に「テレビでは語られない角度」で恋愛、社会問題、漫画、映画、音楽、人生とは何か?など様々な問題を切っていきます。