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つのこさん のコメント

齢30を越えますと同性から見て女性のミニスカートとハイヒールは、心意気というか気合いというかある種の眩しいアイテムだなと思うようになりました。
それは本人が肉体的に健康でないと身に付けられないファッションだから。
だから街中でふとそのスタイルの女性を見ると「あぁ〜すごい…元気だな……素敵よ……まぶしいよ貴方」と心の中でブラボーと畏敬の念を送ることが増えました、純粋に。ずっとずっと輝いていてほしい。

地域によっては高速道路で立ち往生して物流に乱れが出たり断水したりとなかなかハードな最強寒波でしたが、立春を目前に少しずつ寒さもやわらいでいってほしいです。
空っ風が吹く買い物の午後とサブスクの音楽シャッフルにより生まれたおっくんの不思議な脳内アルゴリズムの風景と情景、楽しく読ませていただきました。
No.1
21ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田玲司のヤングサンデー 第421号 2023/1/31 スカートの中にある宇宙世紀 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今年いちばん寒い日が来る、というので早めに買い物に出た。 昼の3時すぎだった。 ウチの周りには方向は違うが徒歩15分くらいに3つのスーパーマーケットがあって、この日は昼を食べてなかったので、テキトーに食べれるフードコートのあるイオンに行くことにした。 カゴ付きの小さな自転車に乗って走り出すとぜんぜん寒くない。 風もそんなに強くないし、なんならちょっとあったかい。 予報を見返すとなんでも昼は13℃くらいあって、18時を過ぎると急に0℃に急降下するらしい。 小春日和からのロランバルトかよなんて、洒落たこと思いながら川沿いを走る。 最近、音楽はこういう時にしか聞かなくなった。 昔みたいに家でじっくり聞き込む、みたいなことはもうトンとしていない。 聞き込みたいような歌なんて、なくなったのかもしれないな。 では今何を聞いてるのかというと、そりゃあもちろんモリタカ、である。 カタカナで書くとメタリカ、みたいだなぁ。 まぁ俺はメガデス派なんですけどね。(来月の武道館公演いきます!) それはそれとして去年の夏、空前絶後の森高千里ブームが来て、あれからずっと聞いている。 年明け早々、中島みゆき以来のファンクラブにまで入ってしまったくらい。 この日も森高の「二人は恋人」で自転車漕ぎ出したんだけど(イントロもかわいい)、終わったらいきなりYAWARAちゃんの主題歌が流れてきた。 どうやらサブスクのシャッフル機能?で同時代の音楽がランダム再生されたのだ。 でもなんだかすごく懐かしくて、ミ〜ラクルガール♪なんてごきげんな歌がとても小春日和に心地よくて、モリタカに少し悪いと思いつつそのまま聞きながら走った。 俺はモリタカ原理主義者ではないのだよ諸君。 それからリンドバーグの「BELIVE IN LOVE 」が流れてきて、そしてすかんちの「恋のマジックポーション」が。。 このセットリスト楽しすぎへん?笑 こんなのどこまでも走っていけるぜ!っていう無敵モードみたいなのになって、イオンを通り越して茅ヶ崎の島忠ホームズあたりまできたら、コンプレックスの「恋をとめないで」が来てもう爆笑して自転車止めた。 なんでこんなおもしろいのか吉川晃司。 この今年いちばん寒くなる日をサブスクの神が全力でごきげんにしようとしてくれてるみたいだ。 とはいえ行きすぎたので引き返してイオンに入る。 次はゲットワイルドが流れてきた。 TKサウンドってなんかイオンと合うよなぁ。 しかしゲワイ、野性を獲得しろ、か。 シンプルにTKの願いやんかこれ。 顔色悪いかったもんねぇいつも。 フードコートにはパラパラと人がいて、正面奥のマクドナルドには数人が並んでいた。 こんな平日の昼間でも並ぶくらい人気あるのがすごい。 関係ない話になるが、この間、3年ぶりくらいに実家に帰ってふと思ったことがあった。 俺の出身地は和歌山なんやけど、狐島っていう地区の国道沿いに餃子の王将があって、そこは俺が物心付くくらいからすでにあった。 もちろん今でも変わらず営業していて、つまりその王将は、確実に40年くらいずっとやってるチェーン店で、改装や何か変化があるとしても、店を畳まない限りは今後も営業を続けていくだろう。 そうなると「老舗のチェーン店」という謎の存在が生まれることになる、いや現にそういう店はあるよね。 吉野家なんてそんな店舗いっぱいありそうだし。 ただ「老舗」という言葉の持つイメージと、「チェーン店」というイメージが、なんとも奇妙なカップリングだなと思いませんか? まるで30年もののポテトチップス。 ベテランのロボット。 うー、うまい例えが浮かばねぇや。 このイオンにも、そういう店がある。 みなさんご存知、マクドナルドだ。 というかこのイオン自体が前はジャスコで、最寄りのバス停は今でも「ジャスコ前」になっている。 俺は茅ヶ崎にはまだ4年?くらいしか住んでないので、いやもう6年か??コロナで時間の感覚おかしいからわからんけど、とにかくここで育ったわけじゃないからいつからジャスコがあるのかは知らない。 それでもまぁバス停の名前になるくらいだから相当むかしからあんじゃねぇかな。 で、そのジャスコのちょっとしたフードコートにマクドナルドがあって、たぶんここも昔っからあるんだと思う。 たまにこのフードコートでなんか食べるんだけど、夕方ごろはよく中高生が来ている。 カップルは全然いなくて、男子グループか女子グループかで固まってる傾向。 きっと茅ヶ崎の若者たちにとってはある種の学食であり、たまれる空き地みたいなもんなんだろう。 日本の地方のどこにでもある量産型モール?のどこにでもあるようなフードコートで、どこにでもあるような青春を消費している、その風景がもうたまらなく愛おしい。 でもこの日は平日の昼間だったから、学生はあまりいなかったが、マクドに並んでいる数人の中に女子高生の2人組がいた。 遠くからでもわかるスカートの短さ。 そこから伸びる割と太ましい両足。 冬だしきっとなにか履いているだろうが、遠目からは生足に見えて、この真冬に目にするにはあまりにも原始だ。 一種の暴力だよな、女子高生の生足ってさ。 どうしても目がいってしまうし、なのになんか見ちゃいけない風潮あるし、どないせーっちゅうねん。 さらにパンツ見えそうなのもまた暴力。 フェミニストが世間を恣意的に見て性的に見えるものを自分勝手に糾弾するのが流行ってる昨今、最も規制すべきはこっちだろと思うよ。 とはいえ、個人の自由だから何着てようがいい。 肌の露出はそりゃ多い方が嬉しいよ、男だし。 でもわかってほしいのは、胸の谷間や生足が目についたらつい目がいってしまうし、パンツ見えそうならつい見ちゃうのが男だってこと。 それくらい原始の力は強烈な訴求力がある。 とはいえいつからだろう、昔よりはあまり惹かれなくなった。 いや、惹かれはするんだよ、ちゃんと。 歩いてたら見ちゃうし。 でもちょっと昔より、反応速度も遅くなったし、惹かれる質が変わった。 「うおっ!あの子やば!パンツ見えそう!!」…じゃなくて 「おお、パンツ見えそな女の子まだおるやん、よかった」…みたいな。 その「よかった」っていうのは、俺にとって眼福だからとかではなくて、この世界の、まだスカートの中にある宇宙を知らない男の子たちにとって、よかったなぁと想うのです。 それはもうとっくの昔に、女の子のスカートの中には何があるかを知ってしまったからこそ、たぶんその神秘をまだ見せてくれるアイコンとしての女子学生が、とても尊く見えるんだろうと思う。 応援してる感じ。 男子も女子も。 ギャルとかも、なんかこう、応援したくなる。 それはあくまで男にとってこのデジタル化した社会における原始の力を感じさせる最初の関門であり、最後の砦かもしれないから。 男が上腕二頭筋や腹直筋をいくら鍛えようが、そんなもの何のプリミティヴさも感じない。 作られた原始は原始ではなく、文明だ。 それよりどうだい、あの子の短いスカートから伸びるたくましい足のその無防備さ。 生活によってのみ慣らされた、魅せるためでも早く走るためでもないその足が、ただ剥き出しでそこにあるその圧倒的原始の力! そして歩く時、或いは座り直した時、もしかしたらそのスカートの下にある何かがチラリ、見えるかもしれない。 よく考えて欲しい。 見えたからといって何なのだ? 何でもない。 ただ何かの繊維でできた下着がチラリと見えるだけだ。 しかし、男にとってそれはパンツじゃないのだ。 永遠に明かされなかった世界の神秘。 絶対に解けない数学の問題の答え。 長くにぎやかな旅路の果てに見つけた「ひとつなぎの秘宝」 あの子のパンツが見えた! さらにその中には俺たちの知らない宇宙がある!! それだけが世界のすべてに想える季節がある。 スカートの中にある宇宙に、夢だけを見ている邪(よこしま)で健康な季節。 さらにその宇宙の向こうに行くのが本当のゲットワイルドじゃい!……って何を言っとるんだTKよ。 まぁそんな感じで気付いたらマクドに並んでサムライマックを頼んでいた。 決して広くもないフードコートの真ん中の席に座ってハンバーガーを食べながら音楽を聴く。 いつの間にかアニソンばかり流れてきて、なんか違うんだよなと思ってザッピングすると、「3分の1の純情な感情」が流れてきた。 これが幕末剣客浪漫譚と何の関係があるのか今もまったくわからないが、びっくりするくらいダサくてカッコ良くて笑った。 これもスカートの中にある宇宙を追いかけている季節の歌だなって、想った。  
山田玲司のヤングサンデー
ラブコメ漫画「Bバージン」で「モテるためにはどうしたらいいか?」を描き、対談漫画「絶望に効くクスリ」で400人近くの著名人と対談してきた漫画家山田玲司がその多彩な経験と圧倒的な知識を元に「テレビでは語られない角度」で恋愛、社会問題、漫画、映画、音楽、人生とは何か?など様々な問題を切っていきます。