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トオォォルゥゥ↑さん のコメント

僕もロックンロールが好きなんですが
ぐらぐらとした不安定の上だからこそ転がり続けることができる=ロックンロール
だと考えています。3月のライオン回楽しみにしてます( ^O^ )
No.1
107ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 山田玲司のヤングサンデー 第74号 2016/3/7 「安心」という罠 「不安」という燃料 ───────────────────────────────────   「破綻」が止まらない なんだか最近、同世代の友人達が悲惨な状況になっているという報告が増えてきて滅入ってます。 仕事に関しても結婚生活に関しても実質的に破綻している人ばかりで、みんな元気がない。 特に男女関係に関しては、まともに続いている人達なんかほとんどいません。 もう笑うしかない。 かろうじて体裁を保っている夫婦も、子供のため、経済的理由のため、どちらかが1方的に我慢しているケースがほとんどです。 その場合の多くは「妻の方」が旦那に愛想をつかして、形だけの夫婦を続けています。 既婚の男女それぞれから聞く、結婚生活の現実は、幸せな関係が続いているケースはまずない上に、双方が何かしらのチャンスがあれば(相手を捨てて)そこから脱出したいと思っていたりします。 人の不倫をあれだけ批判する社会の背景には、こんな「嘘だらけの愛のない暮らし」に耐えている大人ばかりだからかもしれない。 「終わらない愛」を信じるか? こんな話はとっくに国民全体が感じている事なんだけど、2、30代の未婚の人達の恋愛相談を受けていると「自分だけは結婚して死ぬまで愛しあうので大丈夫です」とか言うのです。 これが20代前半か10代後半の女子になると、夢はもっと大きくて「結婚相手はイケメンで年収ハンパなくて、毎年海外旅行に連れて行ってくれて、死ぬまでラブラブで、浮気したら殺す」みたいな事を言っていたりします。 そんなヤツ、もう絶滅した? うん、確かに減りましたね。このセリフも半分は先日のViviに載っていたあるモデルさんの発言ですしね。 まあ、トップモデルならこれくらい言うかもしれないけど、言わなくてもこれに近い夢を抱えているのが「女子」です。見た目がカッコ良い人が好きになるのは当たり前だし、収入が多い方がいいに決まっているし、死ぬまで愛し合えればいいに決まってます。 とはいえ、現実の男(イケメン)は見た目ほどの中身がなかったり、女をポイ捨てする事で、モテなかった悲惨な過去の復讐をしている「成功した男」もいるので、問題なのはこいつらなんですけどね。 もちろん男の方も「かなりの妄想」を抱えて生きているもので「アイドル並のルックスの20代前半くらいの、性格が良くて庶民的でクラブとか行かない、スマホのチェックもしない、絶対に浮気しない、自分だけを見ててくれる女の子」なんかを(人には言わなくても)本気で待っていたりします。 現実はそんなに甘くないので、男女ともいい年になれば、目が覚めてくるものなんだけど、相手の条件を現実的なレベルに下げて、愛する人に出会えても「相手の心がいつまでも変わらないか?」というと、それはわかりません。 問題はこの「終わらない愛」を信じていると、愛の終わりに耐えられない、という事で、そんな 「すべての変わってしまうもの」に対する不安を「見ないこと」にしてしまう事なのです。 「不安」は取り去れるか? そんな不安な心を満たそうと「とにかく結婚すれば大丈夫」と、籍を入れても人の愛はそんな事で維持できるものではありません。 なので、安心を得ようと思って契約だの約束だのをして、それに期待した人ほど「がっかり」は大きく、破綻した関係を持て余すわけです。 これは漫画の世界でもよくある話で、「デビューすれば大丈夫」とか「連載できたら大丈夫」とか「ヒット作が出たら大丈夫」とか思っていても、現実はデビュー出来ても連載には中々繋がらないし、仮にヒットが出せても、現役でいるのは大変です。 大学受験でも同じで「有名大学に合格さえすればもう大丈夫」というのは妄想です。 もちろん有名大学に入った事のアドバンテージはあるんだけれど、それを有効に使えるかどうかはその人の行動次第なわけで、逆に中卒である事が人生を豊かにしていくケースもあって、学歴なんかには「絶対安心の効力」なんてないのです。 問題なのは「これでもう安心」と、人生を自動運転に切り替えてしまうことです。 結婚したからもう大丈夫、と言って相手の事を見てなかったり、話を聞かなかったりしていたら、パートナーは「形だけのもの」になってしまいます。 漫画も「ヒットしたからもう大丈夫」と思って、読者をナメて適当な話や絵を描いていると、その「不誠実さ」は必ず読者に伝わってしまうものです。 人生は不安だらけで、未来の事はわかりません。 なので、なんとか「契約」や「既成事実」や「実績」なんかを重ねて安心にしたいのが人間だと思います。 でも、この「安心してしまう」というのが、案外人を「不幸」にしてしまうものなのです。 「安心」が消してしまうものとは?  
山田玲司のヤングサンデー
ラブコメ漫画「Bバージン」で「モテるためにはどうしたらいいか?」を描き、対談漫画「絶望に効くクスリ」で400人近くの著名人と対談してきた漫画家山田玲司がその多彩な経験と圧倒的な知識を元に「テレビでは語られない角度」で恋愛、社会問題、漫画、映画、音楽、人生とは何か?など様々な問題を切っていきます。