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【自然災害メモリアル】第301回:兵庫・神戸港暴風雨(1871)の日 [防災]避難勧告・指示は災害によってイメージは大きく変わる
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【自然災害メモリアル】第301回:兵庫・神戸港暴風雨(1871)の日 [防災]避難勧告・指示は災害によってイメージは大きく変わる

2019-06-27 21:00
    どうも、
    管理者のNDです。


    さて、6月27日は、
    兵庫・神戸港暴風雨(1871)から148年です。

    当時は台風という言葉が一般的ではなかったため、全て暴風雨として記録が残っていますが、
    おそらくこれも気象上では台風の襲来と言っても良い災害になるでしょう。

    この暴風雨で死者は24人を出しています。
    特に、汽船が7~8隻、陸地に吹き上げられる被害の他、
    JR三ノ宮駅・元町駅の沿岸部から以西では、ほとんどの建物が倒壊、
    和船は500隻以上が破壊されるなど、主に港町らしい被害に見舞われることとなりました。


    今回は、
    「避難勧告・指示は災害によってイメージは大きく変わる」をテーマにお伝えします。

    今や安売りのように、土砂災害警戒情報が出されただけで
    すぐ避難勧告という言葉が使われるようになってきていて、ちょっと大げさなんじゃないかと
    思う方も中にはいらっしゃるかもしれません。

    しかし、正直避難勧告が出ている地域は本当に危険です。
    油断できない状態であることは間違いありませんから、少なくとも普段以上に警戒をし、
    常に外の様子を見て、災害から決して意識を背けないようにしてください。


    尚、避難勧告で最もよく使われるのは大雨や台風の時だとは思いますが、
    自然災害やそれ以外でも避難勧告が発令される事例はあります。

    少し災害とかけ離れる場合もありますが、
    広域にガス臭い匂いが充満し始めた場合といったライフラインによる爆発危険などがある場合も
    自治体から、特定の地域に避難勧告や避難指示を出すことがあります。
    犯人の立てこもりなどの事例でも凶悪犯があらわれた場合も同様です。

    また、避難指示の中にはかなり強制力の強い「全島避難」が代表例に挙げられるように、
    火山島では警戒区域に至る前から、自治体の判断で区域全域から脱出を図ることがあります。

    土砂災害などの危険が切迫していて、その家屋が今にも危険な場合は
    正直情報を見るよりも目で見るほうが明らかな時もあります。

    自治体の情報は、基本的に自分の感覚の方が信用できる場面もあり、
    またネット上に出る情報は、数十分程度のラグが生じやすいこともあります。

    正直な話、この情報を頼ってから動くのでは遅いこともあるかもしれません。
    自治体の情報を待たずに自分の身は自分で守ることをベースにして、
    情報を活用するようにしましょう。

    今日の記事は以上です。
    皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

    明日もどうぞお楽しみください。
    尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


    明日は、福井県で発生した福井地震(1948)を紹介します。
    戦後南海地震のあとに起きた、都市型直下型地震です。
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