ナイナイ・岡村隆史コンサート「乱入」の歴史 ふさわしい「真のエンターテイナー」の称号
ダンス必修化をきっかけに小学生・中学生のダンス人口が「義務的に」増えていることは多くの人が知る通りだが、その以前からいわゆる"キッズダンサー"と呼ばれる小中学生は増加傾向にあった。その大きな要因となったのは、ナインティナインの岡村隆史である。
「めちゃ×2イケてるッ！」公式サイトより
9月21日に放送される「めちゃ×2イケてるッ！」（フジテレビ系）のスペシャルの中で、市川海老蔵の"オファー"を受け歌舞伎に出演する岡村。この"オファーシリーズ"は、同番組で1997年より不定期で放送されており、岡村はこの企画の中で様々な人気アーティストのコンサートに"乱入"という形で出演してきた。
1997年にはまず、SMAPのコンサートにジャニーズJr.の一員として登場（その後、2002年、2012年にも登場）。2001年には当時絶大な人気を誇っていたモーニング娘。のコンサートに、「モーニングおっさん。」として登場。そして、2007年にはEXILEのコンサートに登場した（その後、2011年にも登場）。
このEXILEのコンサートへの出演、通称"オカザイル"は、番組の一企画として好評となっただけでなく、実際に同グループのCD売上にも多大な貢献をしている。岡村がコンサートに出演した模様は、2007年12月に発売されたEXILE6枚目のアルバム『EXILE LOVE』の"総合エンターテイメントversion"（CD＋2枚のDVD）に収録。同アルバムはオカザイル効果により、発売からすぐに出荷枚数が100万枚を突破。そして、初動売上は前作の2倍以上となり、最終的にはミリオンセラーを達成したのである。
そして、もうひとつ世間にもたらした効果が、ここ10年で30倍にもなったと言われるキッズダンサーの増加だ。岡村はこのオカザイル企画において、EXILEのバックで踊っていた当時のキッズダンサーたちと共演しており、この時の岡村、そしてキッズダンサーたちの姿が、現在のキッズダンサーとその親たちに影響を与えたのは間違いないだろう。
バラエティ番組の演出の中で、"笑い"に重きを置いたふざけた姿を見せることもあるが、上述したどのコンサートでもダンスを完璧に仕上げ、その上で最終的には"笑い"も提供してきた岡村。元々岡村は、関西のブレイクダンス界では名の知れた存在だったこともあり、そんなダンサーとしても、そして本業・お笑い芸人としても全力で取り組む姿が多くの人の心を動かし、行動にまで影響を与えてきたのである。「お笑い」という枠におさまらず、エンターテイメント業界全体を盛り上げてきた岡村は、真のエンターテイナーと表しても過言ではなさそうだ。
そんな岡村は、9月11日にナゴヤドームで行われた「EXILE LIVE TOUR2013 EXILE PRIDE」において、またまた"オカザイル"の一員としてコンサートに登場した。この"オカザイル復活"の模様は、10月に「めちゃ×2イケてるッ！」の中で放送予定とのことだ。
【参照リンク】
・「めちゃ×2イケてるッ！」公式サイト
http://www.fujitv.co.jp/MECHA/index.html
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