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菊地成孔さん のコメント

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菊地成孔
>>47

 UAは神なき国の、生ける神像みたいなところがあるので(ので、逆に「音楽だけの人」に見えません)、ガッチンガッチンに決めてきますね。4ステージ全部違ったのには驚きました。ヘアとメイクと服で、スタッフが7人つくんですよ。彼女の仕事は神像となって、まず現れ(流行りの降臨)、踊り、歌い、功徳を振りまいて、とにかくあらゆる人に「観られるため」にいきてますね。女優さんやモデルさんやダンサーさんとは違います。宗教的なもんがみんな入ってる。僕らは、とにかくまずは「聴かれるため」に生きているので、そこが違うところです。
No.50
32ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
   さっき「菊地さん、菊地さんの<服はなぜ>の書評をイグザイルの人が書いてますよ!」という話を聞いて「あらゆるガセが出回る社会とはいえ、流石にそれは嘘だよ笑」と思い、本当に全く信じていなかったのだが、本当なのでびっくりした(「書評」は大袈裟だったけれども)。    とっさに感じたのは、嬉しいとか、恥ずかしいとか、なんかちょっと嫌、とかではなく、「ああ、歴史というのは、結局質的にあんまり変わらないのだなあ」という実感である。    インターネットによって時間はポージングし(「今」しかなくなり)、情報は制限され(ネット上の発言だけが取り上げられるようになり)、歴史という一種の流動体は、質を変えてしまったなあ。と、ずっと思っていたのだけれども、そしてそれは、今でも半分以上は実感のままなのだけれども、今僕は(前回のコメ欄にも書いたが)、ベルクソンとフーコーを(一応、念のため、翻訳で)読み返しており
ビュロ菊だより
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