無敗のまま修斗世界フライ級王者に上り詰めた内藤のび太が今度はONEストロー級王座を奪取!某国民的アニメのキャラを真似たリングネームと格好を封印して、敵地タイに乗り込んだ内藤は、王者デェダムロンの強打を浴びながらも一本勝ち。リングを降りれば弱気でネガティブな性格とは思えない粘り強さでベルトをもぎ取った。取材では喜びの声が聞けるかと思ったが……
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【修斗世界王者】内藤のび太は仮面を脱いでも“のび太”だった!!
http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar667309
――タイ敵地でのONE世界ストロー級王座奪取、おめでとうございます!
内藤 それはよかったです……。
――鼻は骨折されたそうですけど、もう大丈夫なんですか?
内藤 まだちょっと痛いですねぇ。
――どの攻防のときに折られたんですか?
内藤 相手のバックに付いたときにヒジで……。やっぱルンピニーの3階級制覇だけあってヒジの使い方がうまいなって。
――チャンピオンのデェダムロンはムエタイ3階級制覇、MMAも6戦無敗ですよね。
内藤 ……もう闘うのは凄くイヤだったですね(淡々と)。
――ハハハハハハハハハハ。
内藤 こうして鼻も折られてちゃいましたし……。鼻にしばらくガーゼを詰めてたんですけど、そのせいで味覚がないのが本当にイヤでイヤで……。
――痛さよりも味覚が心配(笑)。
内藤 ご飯が全然楽しめないなんて、生きてる楽しみがなくなっちゃうので本当に困りますよねぇ……。いままで格闘技で大怪我なくやってきたんですけど、味覚が……。
――まあでも鼻の骨折だけで済んでよかったというか。やっぱりデェダムロンは強かったですか?
内藤 ええと……終わってみたらですけど、相手の動きが固かったんじゃないかなって思いますね。
――あの動きで!
内藤 地元タイで初めての試合(MMA)ということで、動きは固かったと思います。
――なるほど。相手にとっては絶対に勝たないといけないシチュエーションではありますね。デェダムロンの打撃は相当強烈でしたけど、ある程度の被弾は想定していたんですか。
内藤 ボクが勝つなら寝技しかないとは思ってて。勝てないと思ってましたけど……。
――はあ(笑)。
内藤 寝技にいけたら、なんとかなるんじゃないかと思ってました。ブレイクされちゃうんじゃないかなって怖かったので動かそうと思ってたけど、なかなか難しかったですし、一本も取らせてくれそうになかったんですけど。相手は後ろから殴られたことがないんじゃないかって思いました。
――後ろをとられることに慣れてない感じがあった。
内藤 そうですね。練習でも後ろからガンガン殴られてないんじゃないかなって。やっぱり英雄ですからね。
――その英雄を倒したんですから勲章ですね。
内藤 いやあ、完全な総合の選手ではなかったんで。総合のチャンピオンに勝ったらアレですけど、そんなに凄くないですよ……。そのうちボクもあっさり負けると思うので……。
――何を言ってるんですか!(笑)。
内藤 そうやってMMAのレベルは上がっていくので、それはいいことですよね。
――新チャンピオンになった実感はありますか?
内藤 うーん………とくに何も変わらないです。「ある」と言ったほうがいいですかね……?
――なぜそこでウソを付くんですか(笑)。
内藤 いや、そう言ったほうがみんな喜ぶなら……。
――実感はないんですよね?(笑)。
内藤 ないです。
――フフフフフ。
内藤 でも、よかったです。よかったと思います。ONEのチャンピオンの写真が並べてあって、ビビアーノ・フェルナンデスの横にボクの写真が並んでいて、「これは凄いな」って思いました。
――ベン・アスクレンや青木真也と並べられることで、上り詰めた感を味わったんですね。
内藤 なんかありましたねぇ。写真からは実力はわからないですし……。
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