• このエントリーをはてなブックマークに追加

今なら、継続入会で月額会員費が1ヶ月分無料!

  • 仮面女子・川村虹花インタビュー「1回やって終わりじゃないです。総合格闘家としてホントに強くなりたい!!」

    2017-11-22 15:0523時間前
    65pt
    e032422065470b43daba750890a68b2861e48fc7
    リバーサルジム新宿Me,Weで練習直後の川村虹花を取材した

    アイドルがMMAに挑戦するとなったら驚く。でも、それが仮面女子のメンバーだと聞けば納得する。しかも川村虹花だというのだから、なんなら期待してしまうのである。
    12月3日のDEEP JEWELSに川村が出場するというニュースに「なんか聞いたことある名前だな」と思った人もいるかもしれない。彼女は今年9月、大家健率いるDDTのグループ団体ガンバレ☆プロレスでレスラーデビューを果たしている。

    ガンプロ女子部・HARUKAZEと組んで我闘雲舞のさくらえみ&里歩と対戦。ギブアップ負けを喫したものの、卍固めやダイビング・クロスボディのフォームは美しく、何より攻められている時でも気合いの表情を崩さないのが素晴らしかった。さくら&里歩と対戦して敗れるというカード、結果も、一発限りの“芸能人枠”ではなく本気で取り組んでいくという姿勢が反映されたものだったはずだ。

    もちろんプロレスとMMAは(隣接ジャンルとは言えるが)別物である。ただ川村には、アイドル活動も含めて「人前に出て何かをする者」としての力があると思える。それはMMAでも間違いなく活きる。

    簡単に言えば舞台度胸であり勝負度胸。四方から見られている中で人と殴り合うという、冷静に考えたら異様なシチュエーションで思い通りに動くことができるかどうかという点で、川村は優れた素質を持っているのではないか。それは苦しい場面でガードの足を一本越えさせるかどうか、ラウンドの終わりにもう1発、2発のパンチをプラスできるかといった場面でも活きるだろう。

    そもそも仮面女子というアイドルグループ自体が、気合いや根性や負けん気、それに体力勝負を前面に打ち出してくるアイドルだ。複数のユニットからなるこのグループのキャッチフレーズは“最強の地下アイドル”。

    何をもって地下アイドルとするかには、様々な定義がある。他にインディーズアイドルやライブアイドルといった言葉もあり、メジャーレーベルからCDを出しているか、活動規模がそれくらい大きいか、地上波テレビなどのメジャーメディアにどれくらい露出しているかが主な基準か。メジャーレーベルからCDを出してはいないけども、その人気からして“地下”とは言えないという場合もある。

    仮面女子は秋葉原と大阪に常設劇場を持ち、さいたまスーパーアリーナでライブを開催したことがある。だから活動の規模はそれなりに大きいのだが、それでもあえて“地下アイドル”を名乗る。「売れてる感」「流行ってる感」を出すよりも「地下」から這い上がっていく姿に感情移入してほしいということだろう。

    常設劇場があるということはライブの本数も多く、年間約1000本(ギネスに申請)。ツイッターでは「仮面女子」でメンバーがエゴサし、すかさずフォローにいく(ことが運営公式の活動になっている)。メンバーには毎回、ライブの“ヲタク満足度調査”投票で順位が付く。他ジャンルとの共演、コラボも凄まじい勢いで行なっており、民主党時代の枝野幸男氏(現・立憲民主党)と共演したことも。

    アイドルへの偏見にケンカを売るような泥臭さを持ち、最大の武器はバイタリティという、そんなグループのメンバーがMMAに挑戦するわけだ。現在、指導しているMe,Weの山崎剛代表によると、川村の運動神経とハートの強さは一級品らしい。

    プロレスデビューに際して、川村は「アイドルがプロレスをやっていると『遊びじゃないの?』って思う人がいるかもしれないですけど、私は本気なので。選手として見てほしい」と語っている。MMAも同じだ。仕事をしながら試合に出ている人間は少なくないわけで、アイドルだけが色眼鏡で見られるいわれはない。

    売名行為? しかし売名行為で毎日、ジムで練習を続けられたら大したもんじゃないか。昼にMMAの練習、夜にライブ、さらにそのあとプロレスの練習と“三刀流”の時期すらあったらしい。そのライブだって、今のアイドルは握手会、チェキ会もつきものなわけで。

    現時点での川村はデビュー前であり、ファイターとしてのすべての評価は試合を見てから、ということになる。ただ1試合目を終えた川村が“女子格闘技界、期待のルーキー”になっている可能性も充分にあると思うのだ(橋本宗洋)


    <関連企画>
    現役アイドルが参戦! 仮面女子・川村虹花のMMAデビューの裏側/佐伯繁DEEP代表



    「顔を殴られる怖さはもちろんあります。でも、その覚悟を決めて始めたので」

    ――MMAデビューのニュースは大反響でしたけど、川村さんのもとにはどんな声が届いてるんですか?

    川村 仮面女子のファンの方々からは心配されてます! 格闘技ってケガする危険性があるので……。

    ――ケガをしたらアイドル活動にも支障をきたす可能性もありますよね。

    川村 だから「あんまり応援できないよ!」とか言われるのかなって思ったんですけど。多くのファンの方が私がやることを応援すると言ってくださってるので、それは凄く嬉しかったですね。

    ――もうちょっと反対意見があると思ったんですね。

    川村 はい。格闘技ファンの方からも「頑張ってね」と言われてることも嬉しかったです。最初はどういう反応があるのか心配だったんですけど……。

    ――批判の声があるんじゃないかと思ったんですね。

    川村 「格闘技をナメてる!」とか言われたりするんじゃないかなって。でも、思ったよりはなかったのでホッとしました。

    ――それはよかったです(笑)。試合まで2週間を切ってますけど、どんなスケジュールで練習されてるんですか?

    川村 朝9時から夕方の16時17時頃まで練習して、そのあと18時から23時まで仮面女子のライブを2本やって、家に帰って寝て、翌朝また朝9時から練習で……。

    ――大変じゃないですか! 

    川村 はい(笑)。

    ――詳しいメニューを教えてください。

    川村 日によるんですけど、今日は9時から10時までは外でダッシュやランニングなんかをやって、10時半から12時半まで筋トレ、お昼を挟んで寝技と打撃ですね。プロ練も参加しますし、一般のクラスでもやってます。

    ――プロ練では杉山しずかさんや村田夏南子さんとも練習されてるんですよね。

    川村 一緒に練習をさせてもらっています。凄くやさしく教えてくださってるのでありがたいです。


    Dropkickメルマガ11月更新コンテンツ

    白覆面の魔王デストロイヤークリス・ジェリコ新日本電撃参戦の舞台裏/アベマ格闘技チャンネル対談!/パンクラス24年のすべてを知る男・坂本靖/頑張れ!金原弘光緊急入院インタビュー!/不動心のミステリーワールド! 近藤有己ロングインタビュー/KNOCKOUT金原正徳戦!不可思「キックボクサーが負けたらシャレにならない」/知ってるようで知らないアメリカ第3の団体ROH/デイナ・ホワイト発言集…など 

    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201711

     
  • 旭日双光章受賞!! 白覆面の魔王ザ・デストロイヤー■斎藤文彦INTERVIEWS

    2017-11-22 14:2423時間前
    65pt
    b4c4a4e991da7666f97fd31a0cbdc9b8ca0c398b

    80年代からコラムやインタビューなどを通して、アメリカのプロレスの風景を伝えてきてくれたフミ・サイトーことコラムニスト斎藤文彦氏の連載「斎藤文彦INTERVIEWS」。マット界が誇るスーパースターや名勝負、事件の背景を探ることで、プロレスの見方を深めていきます! 今回のテーマは旭日双光章受賞!! 白覆面の魔王ザ・デストロイヤー」です!




    Dropkick「斎藤文彦INTERVIEWS」バックナンバー


    ■馬場、猪木から中邑真輔まで!「WWEと日本人プロレスラー」

    ■WWEの最高傑作ジ・アンダーテイカー、リングを去る

    ■『1984年のUWF』はサイテーの本!
    ■伝説のプロレス番組『ギブUPまで待てない!!』 

    ■「現場監督」長州力と取材拒否

    ■ジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ…ヘビに人生を飲み込まれなかった男

    ■追悼ジミー・スヌーカ……スーパーフライの栄光と殺人疑惑

    ■ドナルド・トランプを“怪物”にしたのはビンス・マクマホンなのか


    ――今回のテーマは、秋の叙勲で旭日双光章(きょくじつ・そうこうしょう)の受賞が発表された「白覆面の魔王」ことデストロイヤーです。ボクは現役時代の印象はほとんどないんですが、10年ほど前、来日していたデストロイヤーを取材したことがあるんですね。

    フミ デストロイヤーは引退後も年に一度、麻布十番のお祭りに参加するために来日していますから、おそらくその時期でしょうね。いまデストロイヤーは87歳になるんです。

    ――もうそんなお歳なんですね。

    フミ 『週刊新潮』から旭日双光章の件でコメントを求められたんですけど、電話で取材してくれた30代のライターの方はデストロイヤーのことをまったく知らなかったんですよ。

    ――30代だとそうかもしれないですね。

    フミ デストロイヤーには1930年生まれと、1931年生まれという2つの説があるんですけど、1930年は昭和5年です。

    ――昭和5年というと、もう遠い昔に感じます……。

    フミ あの力道山と戦ったプロレスラーですからね。ボクの少年時代の記憶でも、日本組として馬場さんとタッグを組む姿ですよ。40代50代にはとっては、なつかしい存在なんですけど、30代以下になると「名前くらいは……」という感じになってしまう。でも、このデストロイヤーを知らなくて、プロレスマニアを名乗ってほしくない大変偉大なレスラーなんです。日本のプロレス史に深く関わっているんですね。

    ――旭日双光章を授与されるべき存在なんですね。

    フミ 旭日双光章というのは、国や公共に対して功績がある者、文化またはスポーツの振興に寄与した者に授与されるんですけど、選定する側にとってはデストロイヤーは与えてしかるべき存在なんでしょう。日本のプロレスでセレブとなった最初の外国人レスラーにして、テレビの歴史に寄与した。ここに全局高世帯視聴率番組50傑の資料があるんですが、この調査が始まったのは1962年、つまり昭和37年です。これはNHKや民放すべてのテレビ局の平均高視聴率番組を記録してるんですが、1位が第14回NHK紅白歌合戦の81.4パーセント、2位が東京オリンピックの女子バレーで66.8パーセント。

    ――平均でその数字って凄いですね!(笑)。

    フミ この50傑にプロレスの試合が2つだけ入ってるんです。4位が63年5月24日WWA世界選手権の力道山vsデストロイヤーで64パーセント、34位に65年2月26日WWA世界選手権の豊登vsデストロイヤーで51.2パーセント。

    ――豊登vsデストロイヤーで50パーセント超え!(笑)。

    フミ 2試合ともデストロイヤーなんです。昭和40年代は、まだ日本中がテレビに熱中していたところはあるんでしょうね。いまのテレビ番組は20パーセントを獲れればウハウハですが、当時は30〜40パーセントの怪物番組がたくさんあった。テレビというジャンルではプロレスは人気のあるソフトだったということですね。

    ――その立役者がデストロイヤーだったからこそ、日本のプロレス史に欠かせないんですね。

    フミ プロレスとテレビには親和性があるし、プロレスとマスク、テレビとマスクという親和性もある。デストロイヤーがスーパースターになれたのは、それらの親和性を見事に体現したからなんですね。

    ――そもそもデストロイヤーというプロレスラーはどういうキャリアを積んできたんですか?

    フミ デストロイヤーの本名はディック・バイヤーといって、シラキュース大学でフットボールやレスリングで活躍したんですが、大学院修士も取っている文武両道の人だったんですね。卒業後は母校のフットボール部のコーチもやりながら、オフシーズンの仕事としてプロレスをやっていたんです。本格的にプロレスをやるとなったときにハワイでフレッド・ブラッシーと運命的な出会いをしてツアー生活が始まり、そこからロサンゼルスのWWAに移ってザ・デストロイヤーに変身したんです。

    ――どうしてマスクマンになったんですか?

    フミ 若ハゲで前歯が折れていたからという定説があります。

    ――ああ、見かけが悪かったんですね。

    フミ ロサンゼルスのジュリアス・ストロンボーというプロモーターから「キミはマスクマンをやるべきだ」って勧められたんです。ディック・バイヤーはプロレス自体はうまかったですから、デストロイヤーに変身するやトップレスラーとなって、フレッド・ブラッシーを破ってWWA世界チャンピオンになるんです。それまでもミスター・アトミックやゼブラキッドとか覆面レスラーは数多く存在したんですが、超一流レスラーの仲間入りをした初めてのマスクマンはデストロイヤー。マスカラス以前から活躍してましたからね。

    ――実力でのし上がったマスクマン、それがデストロイヤー。どうしてマスクマンは不遇だったんですか?

    フミ どうしてもイロモノ扱いだったんでしょうね。「マスクマンなんているからプロレスはショーだと言われるんだ」と。当時は職業としてのマスク屋さんがいなかった時代ですから、マスクマンは自分たちの手で覆面を作るしかなかったんです。デストロイヤーの覆面の材料は女性用下着のガードルでした。それに穴を開けて目出しを作り、奥さんにミシンで改良してもらったりして、試作品を何個も作ったということです。

    ――レスラーとしての実力はそんなに凄かったんですか。

    フミ マスクマンになるまで9年ぐらいはキャリアがあったんですが、ニック・ボックウィンクルさんに話を聞いたときに「私は3人のレスラーをモチーフした」と言ってるんです。その3人のレスラーとは、バディ・ロジャース、フレッド・ブラッシー、そしてデストロイヤーだと。 

    ――あのバディ・ロジャース、フレッド・ブラッシーに肩を並べる実力! 

    Dropkickメルマガ11月更新コンテンツ

    川村虹花MMAデビューインタビュー/クリス・ジェリコ新日本電撃参戦の舞台裏/アベマ格闘技チャンネル対談!/パンクラス24年のすべてを知る男・坂本靖/頑張れ!金原弘光緊急入院インタビュー!/不動心のミステリーワールド! 近藤有己ロングインタビュー/KNOCKOUT金原正徳戦!不可思「キックボクサーが負けたらシャレにならない」/知ってるようで知らないアメリカ第3の団体ROH/デイナ・ホワイト発言集…など 

    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201711
     
  • 現役アイドルが参戦! 仮面女子・川村虹花のMMAデビューの裏側/佐伯繁DEEP代表

    2017-11-21 11:36
    59pt
    56bb7808a3a873d1d58722286135ff55e0a21832
    最強の地下アイドル仮面女子の川村虹花がMMAデビュー! 12月3日DEEPジュエルス大会の電撃参戦が話題を呼んでいるが、同大会には川村以外にも将来有望な新人選手が続々参加! DEEPの佐伯繁代表にこのサプライズの裏側や、女子格闘技を取り巻く環境について語ってもらいました〜。 


    ――仮面女子の川村(虹花)さんが12月3日のDEEPジュエルスでMMAデビューすることになりましたね。

    佐伯 ボクはね、アイドルはおニャン子クラブで止まってるんですよ(笑)。だから仮面女子のことはよく知らないんですが、アイドルの子が格闘技の練習を始めたという話は噂で耳にしてたんです。でも、アイドルのことはよくわからないし、自分のところからその情報が漏れてもイヤだから、名前はあえて聞かなかったんですよ。その後もあまり気にしてなかった。

    ――とくに興味がなかったんですね。

    佐伯 そうしたら1ヵ月半前くらいに「ジュエルスに出れないか」という話があって、1週間前に練習を見に行ったんですよ。そのときは杉山(しずか)さんと寝技をやってるところとミット打ちを見たんだけど、「あ、意外と普通にできるじゃん」と。新人であそこまで動けない選手もいるからね。

    ――佐伯さんの目から見ても、デビューさせてもいいレベルだった。

    佐伯 彼女を指導する新宿Me,Weの山崎(剛)さんからは「もう少し時間があれば、来年春のほうがいいんじゃないか?」との意見もあったんだけど、川村さん本人は12月にやりたいと。自分も、試合に優る経験はないと思ったんですよ。女の子だって練習だけより目の前に目標があった方がモチベーションが上がると思います。試合をすることでもっと頑張ろうってなる。

    40bdd1de1072d5b45ae7e98f0cc5b24555f6ad01


    佐伯 でも「いきなりプロのイベントでデビューさせるのか?」っていう声もあると思うんですね。

    ――「アマチュアからやれ!」と。

    佐伯 言わんとしてることはわかるんですけど、それはいまのジュエルスというか、女子格闘技の現実があまり知れ渡ってないんだなって。どういうことか説明すると、昨日、KING(レイナ)選手の家族と食事したんですよ。

    ――KINGレイナの家族とメシを食った話……って川村さんの話をしてるんですけど!

    佐伯 焼肉、宮崎牛ですよ。

    ――いや、何を食べたかは聞いてないんですが……しかし、いいもの食ってますね!(笑)。

    佐伯 今後のことも話し合いながらの焼肉。自分はKINGの親父さんと差しで食べる感じだったんですけど、も〜〜う、とにかくたくさん食べるんですよ、お父さん。

    ――……川村さんの話に戻ってくるのかな。

    佐伯 自分もつられちゃって、大盛りご飯を2杯も食べて、肉もしこたま食べて。胃薬を2袋飲んだけど、夜中に気持ち悪くなっちゃってさ。肉はわさびとかで食べたから、そのときはサッパリして食べれるんだけど。良質な肉って脂が多いから、あとになって身体が反応してくるんですよ。前に飛騨牛を食べたときも4時間後になってゲップが止まらなくなってさ。

    ――仮面女子の話題がなぜゲップの話になってるんだ(笑)。

    佐伯 案の定、昨日の夜中3時頃から気持ち悪くなっちゃって。どんだけ胃薬が飲んでも治らない。アカンね、もう肉は食えないね。適当な量にしておかないとダメだわ。

    ――強引に格闘技に話を戻ると、10代の若いファイターを使うとなると、親御さんと接する機会が多くなってますね。

    佐伯 那須川(天心)選手や(浅倉)カンナちゃんもそうだけど、DEEP JEWELSでデビューしたモモちゃんも12歳じゃないですか。当然親が協力しているから今があると思います。

    ――逆に親が出てこないと困りますよね。

    佐伯 親御さんがPRIDE世代ということも大きい。だって15年前に小学生や中学生が総合格闘技をやってるなんて聞いたことないでしょ。いまは昔みたいにレスリングや柔道から始めなくても、そのまま総合をやる子供も増えてるんだよね。

    ――野球やサッカーもそうですけど、どのスポーツも親が送り迎えだなんだでサポートする。親御さんの存在は大きいってことですね。

    佐伯 お金をかけなきゃ無理ってことでもあるよね。よく言われるけど、フィギュアスケートなんか金がなきゃできないんだから。アマチュアスポーツってそういうところもあるし、そこから才能がある奴が出てくるわけだよね。で、川村さんの話。

    ――宮崎牛を食いすぎてゲップが止まらない話は必要だったんですかね……???

    佐伯 川村さんがデビューする今回のジュエルスは新人ラッシュなんだよ。それはたまたま重なったこともあるんだけど、去年くらいからRIZINの影響もあって、総合をやりたいという子が増えてるんですよ。川村さんというアイドルから、渡辺(華奈)さんや青野(ひかる)さんとか、しっかりとしたベースを持った人が増えてきてる。柔道をやっていたKINGレイナ選手を見て「私もやりたい」という。

    ――アスリートが女子格闘技に目をつけ始めてるんですね。

    佐伯 KING選手は去年の年末のRIZINに出てなくて、ウチのブースを手伝っていたんですよ。そんなKING選手が1年経ったらあそこまでの存在感になって、今年のRIZINの全大会に出るのは彼女だけだから。

    ――チャンスがあればやってみようとなりますね。

    佐伯 でも、川村さんもそうだけど、今度の大会に出る選手の中ではまだ1年も練習してない方も何人かいるんですよね。「そんな子たちがプロの大会に出られるの?」って思う人がいるかもしれないけど、女子は増えてるとはいえまだまだ競技人口が薄いから、アマチュア大会が成り立たないんですよ。アマ修斗の全日本選手権だって男子に比べて少ないですからね。

    ――試合機会を補う意味もあってか、ジュエルスは大会の中でアマチュアの試合もやってるんですね。

    佐伯 そういうこと。アウトサイダーで普通に試合をしてた桃子選手だって、こっちではレガースやヘッドギアをつけて、アマチュアルールから始めたりするし、パウンドなしのルールもやってる。12歳のモモちゃんが出るとなったときにアメリカで大問題になったじゃないですか。

    ――12歳の女の子がMMAをやるなんてとんでもない!と。

    佐伯 でも、こっちからすると「アマチュアルールでしょ?」って。アメリカではアマチュアの試合をプロのイベントの中でやることはないんですけど、ボクらはちゃんとルールで整備しているから。アマチュアの大会が頻繁にあればいいんだけど、そうじゃないから。

    ――だったらプロアマ混合でやるしかない。

    佐伯 アマチュアを含め色々なレベルの試合を組まないと試合経験をさせられない現状なんです。また試合で悔しい思いや嬉しい思いすることで、また練習を続ける。それが女子格の現実。韓国のROAD FCなんて初参戦がデビュー戦の選手がいますからね。

    ――世志琥もROAD FCでMMAデビューしてますし、相手もMMAデビュー戦だった。世志琥の2戦目は即再戦でしたから、よっぽど選手が足りてないんですね。

    Dropkickメルマガ11月更新コンテンツ

    クリス・ジェリコ新日本電撃参戦の舞台裏/アベマ格闘技チャンネル対談!/パンクラス24年のすべてを知る男・坂本靖/頑張れ!金原弘光緊急入院インタビュー!/不動心のミステリーワールド! 近藤有己ロングインタビュー/KNOCKOUT金原正徳戦!不可思「キックボクサーが負けたらシャレにならない」/知ってるようで知らないアメリカ第3の団体ROH/デイナ・ホワイト発言集…など 

    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201711