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11月13日のパンクラスディファ有明大会にて国内復帰第2戦を迎える中井りんインタビュー。いま日本で最も勢いがあるパンクラスの地上波生中継登場が期待され、一方でレスリングで吉田沙帆里を追い詰めた村田夏南子から対戦表明されるなど、中井りんの存在があらためてクローズアップされている。世間から女子格闘技が脚光を浴びつつある現在、中井りんの生の声を聞こうとコンタクトを取ると、大量の昆虫を前に微笑む写真が送られてきた! 「かぶとむし200円」「ミズカマキリ300円」……中井りんはいったい何をやっているのだろうか?(聞き手/松下ミワ)
中井りんパンクラス復帰第2戦! 11・13ディファ有明
http://www.pancrase.co.jp/tour/2016/1113/index.html
──中井さん! 今回も電話インタビューというかたちですが、取材をご快諾いただきありがとうございます!
中井 いえいえ。中井りんと宇佐美館長はDropkickが大好きなので。
──恐縮です。今回いただいた写真はカブトムシの飼育……ですかね?
中井 これはですね、夜店でカブトムシとクワガタを売っている写真です。
──えっ、夜店で売ってる?
中井 はい。
──どういうことでしょうか……?
中井 じつはこの夏、真夜中に一人で近くの山に登って、度胸と体力をつける修行をしていたんですね。何時間も断崖絶壁を駆け上がらないといけないし、崖を転げ落ちたりもしますから、命懸けの身体を張った体力作りになるんです。
──危ない修行ですねぇ。
中井 かなり怖いです。深夜の山奥だから誰もいないはずなんですけど、ときどき大きな物音がしたりして。クマとかイノシシが出てくるんじゃないか……という感じで怖かったですね。その山奥トレーニングのときにカブトムシやクワガタムシをたくさんつかまえることができまして。
──あっ、もしかしてそのクワガタを……。
中井 はい。私たちのジムは今治市内のアーケード商店街にあるんですけど、練習の合間に、そのカブトムシとクワガタムシを売ることにしたんです。
──つまり、中井りんの昆虫ビジネスですか!
中井 アハハハハ! そうですね。アーケードを通るお客さんに、写真を撮らせてとか、握手やサインをくださいと言われることもあるんですけど、「クワガタかカブトムシを買ってくれたら握手します!」とお願いすると皆さんすぐに買ってもらえますね。アハハハハハハハ!
──そんなゴキゲンな催しが行われたんですねぇ。ちなみに、この夏はどのぐらい採取したんですか?
中井 採った数でいうと、たぶん100匹は超えてると思いますね。というか何百匹になると思います。
──何百匹!トレーニングのついでという感じじゃないです(笑)。
中井 まあ、皆さんがどのくらい虫の種類に詳しいかはわからないですけど、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、コクワガタとかいろいろありまして。一番安くて一匹100円から売っていたんですが、ヒラタクワガタの大きいのになると一匹3000円にもなって。それがけっこう儲かったので、生活の足しになりました。
──もはや業者の勢いですね(笑)。
中井 大きさとか形とかを気にするようにして、できるだけ高く売れそうな感じのものだけをつかまえるようにして。その売れ残りが30匹ぐらいあるんですけど、産卵させて養殖したらどうかと思っています。
──完全に業者です(笑)。前回取材したときは「資金問題を抱えている」と言われてましたが、その昆虫ビジネスで無事に解消されたんですか?
中井 たしかに昆虫で少しは儲かったんですけど、現在は生活を維持することも苦しくなっています……。
──昆虫は助けてくれなかった。
中井 私たちは、もう5~6年前から、格闘技のレベルの高い北米で練習したいとずっと考えているんです。もしくは東京に長期滞在して練習したいと。でも資金がなくて実現できていません。それに最近は館長が“病気”になって働けなくなってしまって、ますますお金に困るようになりました。
──えっ! ちなみに館長はなんの病気なんですか?
中井 ちょっとそれは言えないんですが……。
──いや、中井りんファンはムチャクチャ気になると思いますよ!
中井 ごめんなさい、“病気”とだけしか言えないんです……。この10年間、何もかも館長がやっていたので、いまのままでは同じ生活を続けていくどころか、いまやっていることも挫折してしまいそうなんです。
──それは弱りましたねぇ。
中井 あのー……つかぬことをおうかがいしますが、そういった資金というのは、ライジンサマは出していただけるんでしょうか?
──「ライジンサマ」というと、クワガタの種類ではなく格闘技イベントのRIZINのことでしょうか。
中井 はい、格闘技イベントのRIZINです。
──いきなり名前が飛び出したのでビックリしています。
中井 だってRIZINはお金持ちなんですよね?
──いや、どうなんでしょう。
中井 RIZINのファイトマネーの額は高いんですか?
──いやあ、それはちょっとわかりかねますね。クワガタよりはお金になるとは思いますが……。
この続きと、谷津嘉章、『ギブUPまで待てない!!』の裏側、中井りん、崔リョウジ、竹田誠志などの記事がまとめて読める「13万字・詰め合わせセット」はコチラ
http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1130438
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