今週の「SPトーク」パート2! UFCに日本人選手を送り込むマネジメントといえば、シュウ・ヒラタ氏が有名だが、今回インタビューする石井史彦氏も腕利きのひとり。現地在住でシーザー・グレイシーアカデミーやAKAなど幅広いネットワークを持ち、情報収集に余念がなく、熱心なロビー活動により電撃的に参戦が決まった日本人選手も多い。そんな石井氏に「至近距離から見た北米MMA」の真実を語ってもらった。無料公開のパート1はコチラです
UFCファイターのスポンサーになるためUFCにお金を払わないといけない
サプリ系は年間1000万円からと言われています
――ファイターはホテルについて休む間もありませんねぇ。
石井 そこでファイターにとって重要なミールマネー(食事代)ももらえます。それが済んだら大会のポスター100枚にサインをします。
――大変だ(笑)。
石井 その100枚がどうなるかというと、選手全員がサインしたポスター1枚とクリーンなポスター1枚、計2枚をおみやげでもらえるんですね。それとパーカーやTシャツ等、UFCグッズが支給されます。中にはグッズをもらえなかった大会もありますけど、たいてい出てますね。
――練習場所はどうするんですか?
石井 ほとんどの場合、宿泊するホテルにはサウナとアスレチックジムがついていますし、あとホテルの部屋を潰して簡単なマットスペースを作ってくれるんですよ。そこは24時間オープンなので、いつでも汗が流せるわけですね。ただ、選手によってもっと広い場所で練習したい場合は地元のジムに出かけます。ラスベガスだったらヴァンダレイ(・シウバ)のジムがありますし。あそこにはケージがありますからね。
――あとは試合に備えるだけですか?