ゆめにっき小説化


青鬼といい、フリゲのノベライズ流行のきざし?

とても暗い雰囲気の、夢の中(という設定)の世界を歩き回るゲーム『ゆめにっき』の小説化が発表されました。

『ゆめにっき』ほど、プレイヤーや個人の解釈が醍醐味と言い切っても良いゲームも無いと思うのですが、果たしてその部分をどのようにノベライズによって表現するのか。しかし、このノベライズ自体も解釈の1つという立ち位置のようです。詳細は以下から。
 

 
公式サイトには、

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本作品は、『ゆめにっき』原作者確認のもと、それぞれのクリエイターによる解釈に基づき制作されています。
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という注釈が入れられており、これ即ち小説版ゆめにっきもあくまで解釈の1つとして受け取ってねということでしょう。『ゆめにっき』の回答や物語の真意を描いていくわけではなく、そのあたりファンとしては嬉しい限りです。原作のききやまさん公認ということで、『ゆめにっき』の同人界隈にもちょっとした刺激になりそう、な予感。

サブタイトルの「あなたの夢に私はいない(仮)」というところから妄想するに、ポニ子と窓付きの関係にフォーカスをあてたものなのかなぁと思ったり。まだ仮題なので変更するかもですが、なにやら切ない心のすれ違いを予感させます。

正直、こういった作品は解説しきらないというのが重要だと思うんです。窓付きの設定や夢世界の意味、モノ子の存在理由とかもめちゃくちゃ妄想しがいがあるじゃあないですか! 小説化と聞いてまず思ったのが、そういうトコロをほじくったりするのかしらという不安でした。と同時に期待する部分もあります。

執筆の日日日(あきら)さんは『狂乱家族日記』シリーズや、『ささみさん@がんばらない』、ヤマカン監督の『私の優しくない先輩』原作などを手がける小説家。なんというか、物語の静と動のメリハリが気持ち良い作家さんです。そして挿絵はイラストレーターの有坂あこさん。繊細な線で描かれた窓付き、これは見てみたい! 表紙とか見てみたい!

『ゆめにっき』の名前は知っているけどゲームの内容はあまり知らない、という人はプレイ動画を見ると良い感じです。このノベライズがきっかけで『ゆめにっき』人口が増える→レイヤーさんが増える→エフェクトごとに合わせとかできるようになるととっても嬉しいなぁと夢想する次第。げへげへ。

ウボァー。


ノベル版『ゆめにっき』予告サイト
kikiyamaHP

(ヤマダユウス型)

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