• このエントリーをはてなブックマークに追加

younghopeさん のコメント

「米国が規制を撤廃しようとすれば、中国は欧州車、日本車にシフトする。」。そんなに簡単にできることではないでしょう。

貿易競争の重要点は、①労働コストであり、②為替であり、③関税であり、④資源である。米国側に言わせれば、貿易の基本が、不平等な中で行われており、巨大な貿易収支赤字につながり、多くの米国民が職を奪われているということでしょう。

問題の本質は、過去の米国政権が、製造業の没落を、海外生産で補い、多国籍企業を巨大化させてきた。また、金融面では、「強いドルを標榜」し、多くの国から投資を呼び込み、巨大な利益を上げてきた。資本主義の構造を変えてきたのは、米国自身である。米国の選択が間違いであり、製造第一主義に復古させるといわれても、依存度が高く、米国の需要なくしては、中国の製造品を他国に振り替えることなどは、成り立たないでしょう。米国自身は、資源を確保しており、中国ほどの打撃はなく、今回の中国の出方は、日本の方向を大きく変える要素が強く、目を離せない。
No.1
86ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
米中首脳会談で、最重要課題は貿易問題。トランプは米国内工業拡大を最優先。当然、中国の対米貿易をどうするかが重要課題。他方、自動車産業だけを見ても、解決策は容易ではない。 A: 事実関係 Quartz 掲載、 Tim Fernholz 著「もし米国の対中貿易がそんなに不公平なら、何故中国で最も売れる車が GM か( If US trade with China is so unfair, why is GM the best-selling car there? )の主要論点 ・二大経済大国が自動車価格をめぐって戦うか ・米中首脳会談を前に、ホワイト・ハウスは米国車に対する高額関税に不満であることを明確にした。 ・昨年米国は対中貿易で3470億ドル( . $347 billion )の赤字である。 ・米国の自動車関税が2.5%に対して、中国は21-30%である。これによって外国企業の中国国内投資を
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。