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フレデイ タンさん のコメント

アーネスト・サトーは生麦事件が起きた時に上海から日本に転勤してきた大英帝国の外交官です。その時、彼は19歳だった。実に若いがスマートだった。確か、赴任した翌日には初仕事で生麦事件のテロリストが首を刎ねられるところを立会人として観ている。

彼は横浜の英字紙に日本の権力者が今後どうなるかについて結構生臭く書いている。読者の殆どが商人だった。彼らの最も知りたい「薩長か幕府か」についてアーネスト・サトーは「京都の奥深くにおます天皇陛下をしっかり抱えることが出来る人たちが権力を握るだろう」と言っている。若いのにしっかり日本を観ているじゃないですか。ジョセフ・ニューマンもたじたじです。
続く
No.2
67ヶ月前
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ジョセフ・ニューマンは一九一二年生まれ一九三七年に来日。英字紙の記者。一九四一年ゾルゲ・グループの情報を得て、ドイツのソ連侵攻を事前に報道する。帰国後一九四二年『グッドバイ・ジャパン』を出版。伊藤三郎著『グッドバイ・ジャパン』(朝日新聞社、一九九三年)に再録。その引用 ・(明治)憲法(一八八九年公布)に公布によれば「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」である。理論的には、これは天皇に絶対の権力を与えているが、不思議なことに天皇はこれを行使することをこれまでほとんど許されていない。  日本人は世界最長で途切れたことのない君主をよく自慢するが、その天皇がまずほとんど統治したことがないことは言いたがらない。一八六七年の革命(明治維新)で、独裁体制の徳川幕府が倒されたが、この昔からの根強い慣行は変わらなかった。変わったのは、軍事独裁者の一群が別の一群になっただけで、それまでの独裁者達
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。