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りゃんさん のコメント

政治的諷刺漫画が日本であまり流行らない理由は、単純に質が低いからだと思います。

誤解している人がいるとおもうのですが、諷刺漫画の土壌が広くあって、そのうえに政治的諷刺漫画があります。
たとえば、大坂なおみがセリーナ・ウィリアムズに勝ったとき、セリーナ・ウィリアムズに対する風刺漫画は、
それはもう辛辣なものがいくつもありました。その辛辣さが政治的なものに向かえば、
すなわち政治的諷刺漫画になります。
それら政治的風刺漫画は玉石混交ですが、その中のさらに少数が、孫崎さんが満足するようなものになります。

というわけで、広く漫画を用いて、他人を辛辣にあてこすったり貶したりという文化が、質の高い政治的風刺漫画が
出現するための必要条件だとおもいますが、日本の漫画にはその分野がない。しかしよく考えれば、言論にも
それはあまりないのです(左右とわず、質の低いヘイトはたくさんあるとおもいます)。
No.6
66ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
欧米の主要紙には、通常政治的諷刺を行う「 Editorial cartoon 」が掲載されている。 Editorial を見ると、 a newspaper article expressing the editor's opinion on a topical issue と或る。特定事件に対する編集者の見解を現わす記事、つまり社説である。 Editorial cartoon も特定事件に対する見解を漫画としてあらわしたものと言える。 Editorial cartoon を引くと「政治的漫画。芸術家の意見を示す論評を持つ描写。権威を問い、腐敗、政治的暴力、社会的病みに関心を惹きつけるため、技術を駆使( An editorial cartoon, also known as a political cartoon, is a drawing containing a commentary express
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。