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oldjapさん のコメント

孫崎さんが懸念している5項目のうち、最初の4項目については、確かに具体的な内容が決まっていない項目なので、孫崎さんの懸念に反対・賛成いずれの意見も申しませんが、これも国民が最近よく口にする、わからないから、「不安」であるというカテゴリーに属するものと理解します。いっぽう、第5項の「国民の知る権利」と言う言葉には、納得できません。「国民の知る権利」とは何を意味していますか。私たちは明らかに他人の私事について知る「権利」はありませんよね。これは日本人が最近よく口にする「プライベート」のことです(ちなみに英語のprivateは形容詞ですから、名詞として使用するときははprivacyでなければなりません)。従って、国家という法人も、プライバシーが存在するのは当然です。すなわち、日本国民だからと言って、日本国という法人の全てを知る権利があるというのは、合点がいきません。国家と言う法人は日本国民の総意によって成立しているものと仮定すれば、当該法人の存立を脅かす者に対して、防衛上である範囲の情報はたとえ日本国民であっても、特に許された者(有資格者)以外の者は知ることはできないと規定しても何も不都合はありません。たとえば、会社と言う法人には特有な秘密があり、その会社の会社員全員がそれを知る権利があるというような馬鹿げたことを口にする人はいませんよね。さすれば、日本国という、会社よりもっともっと重要な法人に秘匿すべき秘密があるのは当然であり、それを国民ならだれでも知る権利があるなんて言うのは、全くの大バカ者と言うしかありません。

No.15
127ヶ月前
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9 日共同「安倍内閣の支持率は47・6%と、前回11月より10・3ポイント急落し、第2次安倍内閣発足以来、初めて50%を割った。不支持率は38・4%」 読売なので、支持率全体は捜査の可能性がある。従って、変化だけを見ることにした。凄い落ち込みである。。9日読売「安倍内閣の支持率は、前回(11月8~10日)から9ポイント下落し、昨年12月の内閣発足以来、最も低い。不支持率は前回から15ポイント上昇」  安倍首相は完全に狼狽している。  安倍首相は9日夜、官邸で記者会見で「今後も国民の懸念を払拭すべく、丁寧に説明していく」と述べているが、こうした漠然とした言葉に誤魔化されるのは止めようではないか。 法律は説明の問題ではない。根本的問題を有している。 9日毎日新聞掲載の「重大な欠陥」次のとおり。 1:恣意的で膨大な秘密指定   全行政機関に指定の権限がある   指定4分野は拡大解釈が容易   首相
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。