5日読売新聞は「自民党の石破幹事長は5日のフジテレビの番組で、東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)の候補者選びについて、「人気投票をやっているわけではない。東京五輪をどう成功させるのか、首都直下地震にどう対応するのか、山ほど行政課題がある」と述べ、政策遂行能力を重視する考えを改めて示した」と報じた。
「人気投票をやっているわけではない」はまさにその通りだ。
しかし、重要な政策は「東京五輪をどう成功させるのか」ではない。
残念ながら、宇都宮候補の考えはほとんど報じられていない。
「NAVER まとめ」が宇都宮氏の発言をまとめているので、下記紹介する。
ミネ(相互フォロー,@ワサラー団 @minerin999(下記のマトメ、ご一読の上、もし宜しければ拡散お願い致します。宇都宮けんじ氏 スピーチ文字起こし集(2014/2/9、都知事選に向けて) - NAVER まとめhttp
コメント
コメントを書く孫崎さんは、共産党が推薦する東京都知事選候補である宇都宮健児氏(朝日新聞記事による)を推薦するのですね。なるほど。知り合いの元大使が「ああ、彼(孫崎氏)は共産党だよ」と言っていたのが、今になって、やっと合点が行きました。
>>2
私の学生時代、親が共産党に染まらないようにかなり気を使っていましたが、今も共産党を特別視する環境は変わっていないのでしょうか。私の住んでいる地域では、社会福祉など弱者に対する取り組みは、共産党の活躍によって良い方向に進んでいる面があり、公務員、教育者,弁護士など社会の重要な現場で働いている人が多いようです。私は特定政党を支持していませんが、今私達にとって期待できる政党は、戦争をしない、命を大切にし、弱いものを大切にし、公約しても無視するような政党でなく、約束したことは実現してくれる政党のような気がしています。
>>3
「今も共産党を特別視する環境は変わっていないのでしょうか」というご質問ですが、私はだいぶ変わっていると思いますね。何しろ、共産主義を中心のイデオロギーとして、世界制覇を意図していたソ連は崩壊し、また、同様の国家である中華人民共和国は現在一般の資本主義国家と見分けのつかないような市場経済を重んじ、実行する国家となってしまいましたから。かってはスターリンによるいわゆる「粛清」や、日本でもあさま山荘事件やよど号事件で象徴されるように暴力で対抗勢力をやっつけるという、恐ろしいグループでしたから、「親が共産党に染まらないようにかなり気を使って」いたから当然でした。いまの日本の共産党は、その意味ではやさしい、無害な党になりましたが、本当に共産主義を追求するのか、単に既存勢力に対する反対党なのか、目指すところは不明です。まず、党名の変更から手を付けるべきではないでしょうか。さもないと、まだ、恐ろしい党と疑惑の目を向けられつづけるでしょう。
>>4
党名を変えるなどは、イメージチェンジを図る意味でも不可欠ですね。
ただ、現行体制を改革することにかけては、異常な熱意を示し素晴らしいのですが、自己改革については、無関心というか、スピードが遅いような気がしています。この党の長所であり、欠点なのでしょう。
共産主義は実行段階で、ソ連が自衛のために無理な軍事力強化を行ったために、欧米の資本主義国との経済、科学技術競争に敗れました。私は一時期、ソ連の自動車工業向けに米国からNC特殊工作機械を輸出する(全て合法的に、COCOMもクリアして)輸出するプロジェクトに関与して、ソ連の技師らとも接触し、軍事や宇宙関係ではあれほど突出した科学技術を持つくにが、逸れれに比べたら遥かに低い技術の自動車技術に関しては、恐ろしく遅れていることを知り、国家による産業の管理の稚拙さを味合うことができました。要するに、人間の欲望(資本主義のの原点)を人間の理性(共産主義と言う社会理論)で制御することはできないということではないかという思いです。民主主義も資本主義も、それらが持つ問題点はすべて人間の欲望に関連しており、決して理想は実現しません。それで良いと思うしかないでしょう。原発、TPP、軍事対決などの諸問題も右に倣えであり、どんな政治家が選ばれようと根本的には解決になりません。従って、ある政治家をけなし、別の政治家を持ち上げるという行為は全くむなしい活動であり、ほとんど無意味なことですから、使用する言葉もほどほどにすべきでしょう。さもないと、それを唱える人が馬鹿に見えるだけです。