増田の
小学校やばいPTAやばい
読みました。
PTAに関して「同感」と思う未就園児の親はたくさんいると思いますが、 外野の言うことはともかく、 こういう人はむしろPTAに入ったほうがいいのではないかと思います。
保育園ってすごく親の立場に立ってくれるとこで、至れり尽せりなところがあって、小学校で面喰らうのは仕方ありません。たしかに、もっと整理してというところはあります。
でも、真の問題はずっとずっと大きいです。
子供が小学校に入るにあたって絶対知っておかなければいけないこと。
それは、小学校は小学校で閉じてません。他の組織がいろいろ関わっています。ですから、小学校やさらにはPTAが情報を整理して公開すればいいという問題ではありません。PTA に入らなければ厄介はこないと思うのは甘いです。かなりの確率でもっと厄介になります。
そういう情報が絶対的に不足しているのが未就園児の親。それらの情報を得るには、 PTA に入るのが王道じゃないかなあと思います。
もう一つ知っておかなければならないことは、小学生の保護者には期待されている役割があるということてず。言葉を変えれば、果たさなくてはいけない役割があります。それを理解し、自分の仕事に合わせてその役割のどれかを果たすにも、 PTAが一番確実です。
ご存知ですか? 小学生の保護者に期待されている役割の中にはPTAでないものもあります。
ですから最悪のパターンは、4,5年間 PTAに全く顔を出さず、 他の保護者とも断絶して過ごし、子供が5年や6年になる頃に、突然「ではこの役をお願いします」と言われることです。
そんな突然言われてもと思っても「4,5年後の祭り」です。 お願いする方は毎年のことですから、 お願いをする頃には外堀は全て埋めています。「あなた今まで何もやってないでしょ? 他の人はみんなやってますよ」
一方お願いされる方は、 4年間なにもしてこなかったし、 何も情報収集してないし、 なにも準備してないのですから、正論では勝つことはまず無理です。どうしても嫌ならなりふり構わず悪者になるしかありません。
ちなみにそういった事情を学校に事前に言ってもらえることを期待してはいけません。 担任に面と向かって相談すればある程度は教えてもらえるかもしれませんが、 先生は学校をころころ入れ替わっていて、 PTAだけでなく地域の他の組織も複雑に絡んでいることもあって、 全容を把握しきれるものでもありません。
つまり、 情報収集が大切なのです。 特に非公式の。
なにごとも情報がないというのは致命的で、 増田の方も小学校に入るにあたって情報が十分でなくて面食らっています。
うちも保育園(東京都文京区の一時保育含む)の経験がありますが、 保育園の顧客は園児でなくて親ですよね?ってくらい、 親の立場に立ってくれて至れり尽くせりのところがあります。 園からの情報で全て回ることでしょう。
が公立の小学校となるとそういうわけにもいきません。
PTAどころか地域の町内会などの組織も絡んでいて、小学校は小学校で閉じていないのです。 小学校が全部丁寧に説明せよと言っても無理難題なのです。
もし、兄や姉を持つようなママ友と仲良くなれば、 そういった情報も得られるかもしれませんが、 そうでなければ PTA などをきっかけにするのが情報収集の王道です。
そうやって情報収集するとわかってくることは、 小学生の保護者には担うべき役割があるということです。
たとえば朝の通学路の横断歩道などで見守りに大人が立つことがあります。
一度立ってみればわかりますが、 朝の道路は急いでスピード出す運転手やスマホガン見な運転手など、 正直いつ事故が起きてもおかしくないありさまで背筋が凍ります。
そんな通学路の見守り、 行政が担うべきでしょうか? 安い時給でたいしたモチベーションもない人を雇うのが、効率的な税金の使い方でしょうか。
それよりは保護者が行った方がうまく回ります。 なにしろ自分の子供の安全に関わることですから。
(つづく)
(追記みたいな記事: 小学生の保護者に役割があるという話 )
《ワンポイントミライ》(?)
ミライ: 通学路の見守り、行政より保護者の方がいいというお話、「未来の普通」的に解説お願いします!
フツクロウ: ホッホッホ。どうしたんじゃミライ。
ミライ: いやだって、これ本文全然「未来の普通」じゃないじゃないですか。
フツクロウ: ホッホ。まあ、ある程度未来のPTAの姿を描きながら書いてあるんじゃないかの。
ミライ: それはそうなのかもしれないですが、それはそれ。
フツクロウ: ホッホ。その話はちょうどこないだ取り上げたの。
経済学から「等価交換」が消えるとき