いつもとちょっと違う水曜、今回は気楽に書き始める短い記事[S]です。
今日見かけた東浩紀さんのツイートで、考え込んでしまいました。
そういえばうちの娘は8歳なのだが反原発で、このあいだ試しに「議論」してみたところ、「太陽発電」「電気足りない」「少しの電気でいい」「金かかる」「金なんてなくていい」「金がないと産業崩壊する」「所有をなくしみんなで分け合えばいい」とわずか10分で共産主義に行き着いたので驚いた。
― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) 2014, 4月 2
ここからわかることは二つで、ひとつは小学生でもけっこう本質的な議論ができるということ、そしてもうひとつは(憂鬱なことに)世の中の本質的な議論と言われているものは、じつは小学生でも理解できるような話でしかないということですね。いやはや。
― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) 2014, 4月 2
ちなみに、共産主義のアイデアに独自に辿り着いた娘には、「なかなかいい線いっているが、その提案は200年前にすでにされており、ここ100年ほどかけて壮大な実験をしたあげく失敗したので、人類的にそれはないということになっている」と諭しておきました。
― 東浩紀 hiroki azuma (@hazuma) April 2, 2014
・まず思ったのは、8歳の子どもでも共産主義への本質的な議論ができるという話、世界史シリーズでやってる「高度な数学(とか物理)から教える」話と共通している。これから優秀な講義ビデオが発達することで、子ども達はあらゆる分野で高度な話から入るようになるのだろう。
・それどころか、小学生高学年から中学生って、理想がわかって、理屈もつくので、すごくまともなこと言う。じゃんじゃん実現してほしい。 ・たぶん、資本主義の本質的なところも子どもは理解できるだろう。しかし、共産主義は失敗したし、資本主義も今の形のままではもちそうにない。だから、ここミラフツでも「共生共創」というキーワードでとりあげているのだけど、では、「共生共創」は子どもにどういえば簡単に理解できるだろう。
・まっさきに却下したのは、バランス型。お金も思いやりも大事みたいな。子どもにも分かるだろうけど、バランスををどう取るかは、大人になったってひたすら苦労するわけで、理解できても使えない。
・ということで、なにか考えてみる。