(次回で他の技術もいくつか紹介しています。[S]NHK番組技術展、リモコン選択問題を簡単に  )


ミライ: こんにちは。今日は現在渋谷NHK放送センターで開催中の NHK 番組技術展から、「高速トラッキング撮影システム」をご紹介します。


フツクロウ: 中の人が開発に関わっとるからの。


ミライ: はい。なのでかぶりつきです! こちらがその様子。

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 奥でしている卓球の様子を手前にあるカメラで撮影しています。カメラの前にある怪しい四角い黒い箱にピンポン球を追いかける装置が入っています。


フツクロウ: 黒いの。


ミライ: こちらが撮影された映像など。

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 「LIVE」と書かれたモニタの中央には常にピンポン球が捉えられています。それを録画してスロー再生しているのが 「SLOW MOTION」と書かれた大画面。インパクトの瞬間、その後回転しながらピンポン球が飛んでいく様子などが2K画像で克明に映し出されています。

 そしてそれを実現しているのが 「MIRROR」と書かれたモニタに映っている2枚の動く鏡。
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親指大くらいの鏡でこれが回転することでカメラの視線方向を変えて対象を追いかけられます。黒い箱の中には高速カメラというカメラが入っていて、1秒間に1000枚撮影しながら対象の位置を計測し、鏡の向きを制御しています。

 この追跡の様子はまだネットでは公開されていませんが、元になっている技術は東京大学の研究で、その動画が youtube で公開されています。

 

 番組技術展は2月11日の祝日までやっています。興味ある人はぜひ足を運んでください。

 っていうか、一日中見てたんですけど、この「スポトラ(スポーツトラッキング)」画像、普通に未来の普通じゃないですか!!!


フツクロウ: ホへ?日本語でOKぞ?


ミライ: あ、いやだから、今日一日、ピンポン球を追跡したスローモーションを見て、これはドライブがかかったスピンだ、これはカットのかかったスピンだ、この瞬間にネットにかすった、あ、台に当たらずに出て行ってしまったとか、全部見えるんですけど、もうそれが当たり前になりすぎて、え、ほんとのテレビはまだこのスローモーション見れないの?、見れて普通でしょ?みたいな錯覚に陥ったんですよ。


フツクロウ: ホホウ、一度見たらそれが当たり前というわけじゃな。


ミライ: そう、そう、そうです!


フツクロウ: 近くでやってる8Kの札幌雪祭りライブもホウじゃな。


ミライ: はい!!! あれも窓から外見てる?くらいリアルですよね。


フツクロウ: 家庭であれが観れるの楽しみじゃのう。


ミライ: ほんとです。それにしても、あのずっと卓球やってるスタッフすごいですよね。


フツクロウ: じゃな。


ミライ: 休憩あるといっても、ずっと打ってますもんね。


フツクロウ: ホじゃな。それをずっともくもくと追ってる機械から、もくもく煙が出ては来ないかと中の人を思わず不安にさせるくらい、ずっと打っとるの。


ミライ: あはははは。機械と人間のガチンコ勝負ですね〜。


フツクロウ: ホウよ。まあ、もちろんそうならないよう設計はしてあるが、テスト段階ではみな温泉卓球レベルじゃからの。うまい人の前でほんとにいけるのかはらはらはしとったの。


ミライ: あっさり追っかけてましたね。機械すげぇ。


フツクロウ: ま、機械じゃからな。


ミライ: そういったらそうですけど。

 そういえば、前日の準備すごかったですね!!!!


フツクロウ: ホ?


ミライ: だって、予定の準備は早めに終わったじゃないですか。


フツクロウ: ホウじゃの。


ミライ: でも、もっとこうしよう、ああしようと、いろいろ始まって。

 さらには、準備会場で野次馬で見に来た実行委員の「これミラー見せたいよね」とかいう一言で、よーしハンディカム持ってこーいみたいな話になって。


フツクロウ: ホウじゃったのう。


ミライ: で、紹介したみたいに、「LIVE」カメラの上にいつの間にか「MIRROR」カメラができてたわけですよ。