ラーマガ限定「NAKED」#024
中華そば ふくもり『自家製麺記念そば』
ラーマガと人気ラーメン店によるコラボレーション企画「NAKED」。毎月1軒の人気ラーメン店がラーマガ限定ラーメンの「かけラーメン」を創作します。ラーメンの根幹ともいえる「麺」と「スープ」だけで食べさせる、作り手の技術と食べ手の味覚に挑むような究極の限定ラーメン。
第24作目となる9月は、駒沢大学の人気店『中華そば ふくもり』が登場。今回念願の自家製麺化を果たす「せたが屋」グループ。自家製麺第1号となるこの麺は、切り刃6番、茹で時間20分という超極太麺。ふくもり通常の3倍もの鯵煮干しを投入したスープに超極太麺、さらに鬼アブラもトッピング可能。NAKED史上最もインパクトのある一杯が誕生しました。
山路力也
ついに自家製麺にシフトする「せたが屋グループ」。その第1号となる麺がNAKEDに登場となったわけだが、いやいやこの麺の存在感にまずは驚かされた。切り刃6番という角麺は色味こそ違えど、ほとんど「うどん」である。しかし一口食べれば明らかに中華麺。密度のあるどっしりとした食感の麺はしっかり20分茹でてあるので粉っぽさはなく。しかし柔らかいというわけでもない。既存の麺で近いものがあるとすれば二郎の麺?いやいや、似たところはあるけれどやはり違う。
そしてスープがとにかく美味い。鯵煮干しなど数種の煮干しをうまくブレンドして、通常の3倍量入った煮干しがガツンと効いているのにしつこさはなく。グイグイと飲みたくなる。適度な粘度が存在感十分の極太麺を包み込み、塩度もそこそこあるので麺だけ食べていてもしっかりスープの味をまとっている。そして出来れば鬼アブラ(別料金)も追加してみて欲しい。粗めの背脂がまた合うのだなぁ。
無心でこのラーメンを食べていると、ご飯を食べ味噌汁を飲む様に、麺を食べスープを飲んでいることに気づくだろう。こんなにボリュームがある一杯なのにあっという間に完食。もっと食べたいと思わせる一杯だ。
山本剛志
「せたが屋グループ」が製麺工場を設置し、自家製麺へ移行するということで、メニュー名も「自家製麺記念そば」。そして、自家製麺でないとできない一杯を「ふくもり」で提供してくれることになった。
何といっても驚きは、切り歯が6番手という超極太麺。つけ麺でも、この太さで提供しているラーメン店は今の日本にはないと思われる。そして、その麺を20分かけて茹でているのも驚く。しっかり茹でてあってプルンプルンとした食感が口の中に響きあう。「うどん」のような太さでありながら、中華麺としてのしなやかさと力強さを楽しめる。麺は「固め」注文も可能だが、この麺の全力を楽しむためには、通常の茹で加減で食べてみてほしい。
スープは煮干しの量を3倍に増やしてインパクトを高めているが、単に煮干っぽくなるわけではなく、麺を啜った時に香りをしっかりと引き立たせる。100円増しで鬼脂トッピングも可能。大きい背脂が極太麺に絡みついてきて、インパクトが加わってくるので是非試してみてほしい。
自家製麺とはいえ、茹で時間がかかるオペレーションもあり、今後この麺が使われる事があるかどうかは不明。なので、この機会を逃さずに食べてみてほしい。
【NAKED #024】
中華そば ふくもり(東京都世田谷区野沢4-9-18/東急線「駒沢大学」駅より徒歩10分)
「自家製麺記念そば」750円(鬼アブラ増しは+100円)
販売期間:9月1日(火)〜30日(水)
限定杯数:昼10食/夜10食
※杯数限定販売になります。売り切れの場合はご容赦下さい。
※「中華そばふくもり」のみの販売になります。他のせたが屋系列店での販売はありません。
※ラーマガ有料会員ではなくても注文が可能です。