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  • ラーメンレビュー 山本増刊32号

    2016-07-27 11:00
    62pt

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    ■「ラーマガ」本誌に載せきれなかったレビューを掲載する「ラーメンレビュー増刊号」です

     「ラーマガ」本誌では、各号で7件の個別レビューを掲載しています。遠征や連食などで、そこに収まらない私のレビューを、随時「ら~マニア共和国」で掲載します。

     今回は巻頭レビューで浜松町に開店した「一風堂スタンド」の酒とつまみの事についてと、麺屋武蔵グループの「金乃武蔵」7月分のレビュー、そしてこの夏の冷やし8件のレビューを無料公開。ラーマガ本誌と合わせてお楽しみください。「麺屋武蔵武骨相傳」の限定は7/28~7/31までの四日間、「浜虎」「ロ麺ズ」で紹介した冷やしは近日終了予定なので、気になる方はお早めに!

    □目次

    1.巻頭レビュー
     「一風堂スタンドの気になるサイドメニュー」

    2.限定レビュー「金乃武蔵」

     ・麺屋武蔵武骨相傳@上野

    3.この夏の冷やしレビューは無料公開!第三弾も神奈川も千葉も!

     ・ソラノイロNIPPON@東京
     ・ひるがお@東京
     ・与ろゐや@浅草
     ・浜虎@横浜
     ・ロ麺ズ@弘明寺
     ・魂麺@本八幡
     ・新天地@本八幡
     ・目黒屋@馬込沢


    1.巻頭レビュー
     「一風堂スタンドの酒とつまみ」

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     JR浜松町駅と地下鉄大門駅に挟まれた一角に開店した「一風堂スタンド」。山路さんが「ラーマガ101号」でレビューしているが、私もプレオープンに伺ったので、ラーメン以外の事を紹介します。店内にはカウンター席31席の他に、15時から利用できる立ち呑みスペースもあり。

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     ニューヨーク出店がきっかけとなった「日本酒とラーメンで立ち呑み」というスタイル。ブランドも種類も豊富で、時として分かりづらいと評される日本酒の世界。今回、ニューヨークでも日本酒を選んだ福岡市の「博多住吉酒販本店」が日本酒を監修。

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     穏やかな味わいで日本酒の原点と言える「CLASSIC」と、時代に合わせて進化した「MODERN」、軽やかな味の「LIGHT」と力強い味の「RICH」。2つの評価軸で4種類に分類したチャートを作成し、それぞれに合わせた日本酒を用意。月替わりで様々な日本酒を用意する予定との事。

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     おちょこは、一風堂のラーメン丼をモチーフにしたもの。「白丸元味」と「赤丸新味」のイメージに合わせて、「CLASSIC」は白、「MODERN」は赤のおちょこで提供される。

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     4種類の日本酒それぞれに合わせ、つまみも様々に用意している。

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     「ラーメン豆天3種」。福岡県八女市で創業96年の老舗豆腐店「豆藤」が市販している豆天。ふわっとした食感の豆腐に、ラーメンの具をイメージした、キクラゲ、紅生姜、アオサを入れている。「MODERN-LIGHT」の日本酒と合わせてほしいとの事。

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     「オリーブとピクルスの味噌漬け」。味噌の味がしっかり漬けこまれ、オリーブを噛めば油も感じられてまろやかな旨みが飛び出し、ピクルスのさっぱり感引き締めてくれる。「MODERN-RICH」の力強い日本酒とも馴染んでくれる。

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     「CLASSIC-LIGHT」の日本酒と相性がいいという「豆腐屋さんの厚揚げ」。豆腐のふわりとした食感を感じつつ、香ばしい油揚げで包んだ食感が嬉しい。生姜やネギだけでなく、一味もかけていただくのもオススメ。醤油を使わずに一気に食べられる。

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     「CLASSIC-RICH」の日本酒に合う「パクチーメンマ」。パクチー独特の香りと、山椒で和えたメンマの食感が、力強い日本酒にも負けていない。

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     その他、サイドメニューには「博多ひとくち餃子」「パクチー水餃子」や、ご飯ものも用意している。

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     こちらは15時までのランチメニュー。「白丸元味」「赤丸新味」「一風堂からか麺」の他に「白丸とんこつ百年豆腐」も用意し、餃子やご飯と組み合わせたセットも用意。

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     もちろん、これらのラーメンは呑んだ後でも楽しめる。今回は「白丸とんこつ百年豆腐」を注文してみた。麺の代わりに入る豆腐は、「豆藤」とのコラボで製造段階に豚骨スープをブレンドしたもの。そのせいか、豆腐を掬って食べても違和感を感じない。糖質を気にする人でも気軽に食べられるし、「油抜き」のオプションもあるので、更にあっさりでも楽しめる。

     今後も様々な日本酒が登場しそうだし、つまみメニューも充実しそう。大通りの反対側にある「秋田屋」など、立ち呑みの人気店も多い浜松町に登場した新スタイル。是非再訪したいが、開店早々、行列ができる人気らしくて、悩ましい。

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    一風堂スタンド 浜松町店
    東京都港区浜松町1-27-6
    都営地下鉄線「大門」駅より徒歩1分・JR線「浜松町」駅より徒歩3分


    2.限定レビュー「金乃武蔵」

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    【麺屋武蔵武骨相傳@上野】
    「水つけ麺」2,160円
    ※7月28日~7月31日、1日10食限定

     「革新的で上質」をテーマに、各店舗で月1回、ラーメン店の常識に囚われない発想を見せてくれる、麺屋武蔵グループ20周年記念限定「金乃武蔵」。今回は上野の「武骨相傳」で実施。つけ麺専門店という事もあり、8回目にして初めてのつけ麺が登場する事になったが、この一品にも度肝を抜かれた。なにせ、テーマが「水」。試食会に参加させていただいたが、「水」を味わってほしいということで、お冷やは食べ終わるまで出さないスタイル。

     麺は麺屋武蔵がカネジン食品と協力して開発した「包丁切り麺」。新宿本店や虎洞でも同名の麺を提供しているが、今回は小麦粉の構成も変え、加水率も50%にしたとの事。その麺は水洗いされた後、麺丼に敷いた飾りの蓮の葉の上に乗せられるが、麺丼には水も入っている(写真ではそう見えないのですが)。そこに入る水、つけ汁に使う水、麺に使う水には、富士宮市の名高い名水を使用している。この水もスタッフが汲んで運んできたもの。

     麺丼の水は軽く塩味がつけられているので、まずはつけ汁につけずに麺を啜る。多加水だがしっかり締められている事で、滑らかだけど張りは程よく感じられる元気な麺。その食感を水がサポートし、いつまでも啜っていたくなる。麺は水洗いする時にも薄く塩を加えているそうで、しょっぱさを感じない程度に麺に馴染む塩が効果を上げている。やはり静岡県産のおろしたてのワサビを軽くつけ、写真右上の別容器に入れて食べれば清冽な辛さが新鮮。このワサビは、直接麺丼やつけ汁に入れると味が変わってしまうので、別容器で食べてほしいとの事。

     つけ汁のベースは「アワビ」。普通なら主役を張れる食材なのに、水に主役を譲ってしまった。とはいえ、店舗で天日干しした乾燥アワビを丁寧に煮出し、澄んだ中にも旨みを十分感じさせてくれる。そのつけ汁にはジュンサイを具に加え、滑らかさと啜りやすさで食感をサポート。

     麺を啜り終えたら、麺丼に入った水をつけ汁に入れてスープ割り。最後に水出しの日本茶を出していただき、甘さと旨みですっきり。今までにない食後感に震えた。今までのつけ麺とは全く異なるアプローチだが、食全般に興味を持つ人や、ラーメン・つけ麺の作り手に是非とも食べてほしい逸品です。

    麺啜り 水も啜って 食材に


    麺屋武蔵 武骨相傳
    東京都台東区上野6-11-15
    各線「上野」駅から徒歩2分


    3.この夏の冷やしレビューは無料公開!第三弾は神奈川も千葉も!

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    【ソラノイロNIPPON@東京】
    「冷やし塩煮干ラーメン」880円

     東京ラーメンストリートで2年目を迎えた「ソラノイロNIPPON」。平日昼過ぎの時間帯だったが運よく並ばずに入店。今年は夏季限定メニューに「冷やし塩煮干ラーメン」が登場。キンキンに冷たい煮干しスープがすっきりしてゴクゴク飲めるもの。今まで2号店の「ソラノイロsalt & mushroom」で提供していたスタイルと同じと思われるが、大きな差異は麺。コリコリした食感で縮れも増しているので、スープをしっかりと拾う事で存在感を発揮している。

     脂控えめなチャーシューは冷たいスープにマッチし、カマボコと共に箸休めにちょうどいい味付け。アオサやトマトが香りや甘さを加えつつ、ポイントはスープの味が染みた冷たい大根。これを噛みしめればスープを更に楽しめて、最後まで飽きずにスープを飲める。奇をてらわずに冷たさと爽快感で楽しませる王道の冷やしラーメン。比較的気軽にゲットできるので、暑い日には立ち寄ってみてほしい。

    夏空に 塩と煮干しの 澄んだ味

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    ソラノイロNIPPON
    東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ラーメンストリート
    各線「東京」駅から徒歩1分


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    【ひるがお@東京】
    「鯛と焼きアゴの水出し冷やしそば」880円
    ※夏季限定

     東京ラーメンストリートに出店している「ひるがお」。「ソラノイロNIPPON」からの連食で、東京駅店限定の夏季限定メニュー「鯛と焼きあごの水出し冷やしそば」を注文。こちらは5人ほどが並んでいた。

     配膳された丼はかなり冷たい。そこに入ったスープももちろん冷たく、鯛の甘さと焼きアゴ(トビウオ)のシャープな旨みがブレンドされているが、水出しという事もあるのか、濃すぎたりえぐみのようなものは感じない。冷たさも相まって、体の内側から涼しくなる感じがかなり楽しめる。

     具で目を惹くのはチャーシュー。一枚のままではややしょっぱい感じがする味付けで、冷やしラーメンからは浮き上がりそう。それを細切りにした事で甘さのあるスープと程よく馴染んで食べられる。細麺との相性も良い。糸唐辛子で演出した辛さのアクセントもけっこうあり、ネギと半熟ゆで卵で舌をリフレッシュさせながら、一気に完食できた。気軽に食べられる本格的な冷やしラーメン、是非食べてみてほしい。

    どんぶりに 夏のひるがお 大輪で

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    ひるがお 東京駅店
    東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ラーメンストリート
    各線「東京」駅から徒歩1分


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    【与ろゐ屋@浅草】
    「特製ごま辣麺」950円
    ※夏季、1日20食限定

     浅草随一の人気店という事もあって、1日20食の季節限定メニューの人気も高く、いつも行く夕方では大体完売している。この日はちょうど11時頃に浅草に行けたので、思い切ってシャッター待ちへ。前には数人で無事限定ゲット。とはいえ、後ろからどんどんお客さんが入ってきて満席。日曜という事もあり、観光客からの醤油ラーメンの注文が多いようなので、昼過ぎまでは限定が残っているかもしれません。

     自家製の中太縮れ麺に胡麻ダレをかけていて、冷たさをキープしながらピリ辛の味付けになっている。水菜とプチトマトが脇を固め、チャーシューも胡麻ダレと一味唐辛子で和えられていて、なかなか辛い。そして最大の特徴は、その上に乗せられた大根の千切り。ここにも一味唐辛子がかけられているので、徐々に辛さが立ち上がってくる。その辛さが麺を啜る勢いになって、一気に完食できるようになっていて、ラーメンを食べている前後のお客さんより早く食べ終わってしまう。もう少し麺を味わって食べたいという気持ちになったので、今度はざるラーメンを食べようかなぁ。

    浅草の 夏の辛さが ちゃきちゃきと

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    浅草名代 らーめん 与ろゐ屋
    東京都台東区浅草1-36-7
    各線「浅草」駅から徒歩5分


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    【浜虎@横浜】
    「淡麗鶏チリ冷麺」890円
    ※7月下旬まで限定

     夏季限定メニューとして「夏麺」を、ほぼ月替わりで提供している浜虎。7月の「淡麗鶏チリ冷麺」が気になり平日夜に訪問。すると店頭には15人程度の待ち客。男女を問わず若者客が多く、この人気ぶりには驚いた。30分弱の待ち時間で入店。

     小麦をしっかり感じる平麺に合わせたスープは、鶏ガラをベースに酸味を加えたもの。水菜や揚げネギ、パプリカ、プチトマトを乗せているが、その手前には、角切りした煮た鶏肉にチリソースをかけている。このチリソースが冷たいがしっかり辛く、甘酸っぱさも感じて驚くレベル。聞けば中華の修業を積んだ職人さんがこの店にいて、味づくりを担当しているとの事。辛さが足りない時の為に、このメニューを頼んだ人にはハラペーニョのタバスコを出してくれるが、もちろん無しでもいい感じ。

     鶏肉もチリソースと相性がよく、チリソースはトッピングされている野菜に阻まれてあまり混ざらない。そして、混ぜてもそれぞれの味が壊れる事がないので、最後まで飲んでいて心地よい。見た目に美しく、食べて個性を感じる一杯です。

    ハマの味 切り取りできぬ チリソース

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    麺場 浜虎
    神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-12-1
    各線「横浜」駅から徒歩5分


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    【ロ麺ズ@弘明寺】
    「冷やしジャージャー麺」900円
    ※夏季限定(近日終了予定)

     「G麺7」「啜磨専科」に続く3号店として開店してまもなく1年。夏季限定メニューとして登場したのが冷やしジャージャー麺。何とも不思議な響きのメニューが気になり、平日夕方に訪問。「あと1~2週間したら、次の冷やしメニュー(スープを飲める冷やし中華)にしようと思ってます」との事なので、食べたい人はお早めに。

     冷たく締めた麺を塩味のスープに入れて、具にはジャージャー麺の肉味噌を、冷やして入れている。滑らかさを感じるスープはやや塩分がはっきりと感じられる。肉味噌も完全に冷たいけれど、普通のジャージャー麺の肉味噌とは違って、しょっぱさ、甘さ、油分などがほどよいアクセントになっている。味噌のコクと甘さが、スープと相性よく馴染んでいて、スープだけ、肉味噌だけを食べた時とは異なる味があって、比べて食べるうちにどんどん完食に近くなる。

     スープに散らせた揚げネギの香りが強い印象を残り、トマトやキュウリやシソの葉がさっぱり感をプラス。冷やしラーメンとしても完成度がありながら、ジャージャー麺としてもオンリーワンの味が楽しめる。是非食べてみてほしいです。

    ジャージャー麺 夏のロマンス 引き寄せる

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    ロ麺ズ
    神奈川県横浜市南区六ッ川1-689-1
    京浜急行線「弘明寺」駅から徒歩15分


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    【魂麺@本八幡】
    「冷魂」800円
    ※夏季限定

     本八幡で人気の魂麺。冬になると「鍋焼ラーメン」を食べたりしているが、夏の限定を食べてないなと思い訪問。夏季限定冷やしメニューの基本形「冷魂(ひやこん)」を注文。

     鶏ベースのスープはじんわりと旨みを持っていて、滑らかで醤油ダレとの相性も良い。中太で軽く縮れた麺もするすると啜れる。チャーシューは1枚乗っているが、やや固さやしょっぱさも感じたので、細切りにするなどして食感を変えてくれるともっとよくなるかも。プチトマトとネギ、カイワレ、メンマが加わり、麺を啜る合間に食べれば口の中がリセットされる。

     王道の冷やしラーメンといった印象だが、他にも短期間で個性的な冷やしメニューを提供している。この日から提供される「グリーン冷やし」をラーメン仲間が頼んでいたので一口試食したが、見た目の穏やかな緑色と異なり、激辛の唐辛子を使っていてなかなか攻撃的。どちらも冷やしラーメンらしさが楽しめる一杯になっていた。

    冷やしても 魂熱く 店に立つ

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    魂麺
    千葉県市川市南八幡3-6-17
    各線「本八幡」駅から徒歩4分


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    【新天地@本八幡】
    「冷やしカルボまぜそば」900円
    ※夏季限定、1日10食

     「魂麺」まで来ると、2号店の「新天地」がどうしても気になる。駅から少し離れているが、魂麺からは道一本で行けるという便利さもあって、今回も連食コースへ。そして気になったのは、「冷やしカルボまぜそば」。他にも醤油味のスタンダードや冷やしラーメンも用意している。

     配膳された丼を見て思わずにんまり。カルボソースが全面にかけられ、そこに卵黄と粉チーズとネギ。見えない麺を引きずり出して啜ると、力強い麺にカルボソースが絡みついてきて、その冷たさと味の濃さに驚かされる。卵黄をかき混ぜて味を変化させ、ソースの中にあるベーコンや玉ねぎなどの具材の食感も楽しめる。パスタのようなまぜそばだが、冷たさもあって面白い。

     麺を食べ終わると「追い野菜」のサービスがあるのもこのメニューの特徴。野菜は「冷」と「温」の2種類があるとの事で、「冷」を注文。水菜・玉ねぎ・カイワレ・揚げネギが入ったミニサイズの野菜で、ソースに入れてかき混ぜると、カルボソースのサラダといった印象で最後まで飽きずに食べられる。ユニークなだけでない相性を楽しめる。

    ラーメン屋 カルボナーラの 新天地

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    ラーメン 新天地
    千葉県市川市南八幡5-12-16
    各線「本八幡」駅から徒歩6分


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    【目黒屋@馬込沢】
    「冷やし中華小」780円
    ※夏季限定

     東池袋と永福町の「大勝軒」で修業した津田沼「必勝軒」出身の一番弟子。今年で開店10年になる。もちろん自家製麺が人気だが、夏季限定の冷やし中華でも独自レシピの麺を使用していると聞いての再訪。夕方開店前に並んで2番手。開店時には数人が並んでいた。

     やはり注目点は麺。多加水の太平麺は手揉み麺も加え縮れが更に強まっている。もっちりした存在感がある麺は、それだけで抜群の存在感。弓削田醤油を使ったタレはいかにも冷やし中華といった感じの酢醤油ダレだが、酸っぱすぎずに素直に飲める。もちろん麺との相性も抜群で、

     低温調理チャーシューを使っているのも、贅沢感を感じさせる。他の具はワカメ・ほうれん草・プチトマト・メンマ・キュウリを使用。「普通の冷やし中華」というスタイルを守りながら、麺・タレ・具がそれぞれに丁寧に作られていて、一体感のある一杯になっている。例年恒例の限定になっているのも納得。

    自家製麺 冷やし中華も オリジナル

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    つけ麺 目黒屋
    千葉県鎌ケ谷市馬込沢3-22
    東武野田線「馬込沢」駅から徒歩2分


    ■編集後記

     「冷やし中華」「冷やしラーメン」のレビューを無料公開と決めたので、今号は全編無料公開にしようかと思いましたが、この編集後記で本音を書いておきたくて、ここだけは有料購読者の方の為の場所とさせていただきました。

     
  • 「ラーマガ」#101

    2016-07-20 23:00
    113pt

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    北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
    「ラーマガ」THE RAMEN MAGAZINE
    #101

    ・北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
    ・2016年7月20日発行(月3回)7月第2号(通刊 第102号)

    【目次】

    ■巻頭コラム
     「ラーメンの美味しさに必要なこと」(山路力也)

    □クロスレビュー「必食の一杯」
      つけめんTETSU「塩ラーメン NINJA BLACK」

    ■ラーメン実食レビュー
    【北島秀一】
      多良福@宮古「中華そば」

    【山路力也】
      一風堂スタンド 浜松町店@大門「白丸元味」
      BASSO@江戸川橋「中華そば」
      ラーメン屋 けん@武蔵小杉「醤油(並)」
      麺との出会い@八街「しょうゆとの出会い」
      博多ラーメン まるとん@中洲川端「らーめん」
      西新 海豚や 西新本店@西新「ラーメン」
      ラーメン力 福岡店@茶山「ラーメン」

    【山本剛志】
      二代目にゃがにゃが亭「つけそばセット」
      進化@町田「白醤油らぁめん」
      梅軒@館山「塩ラーメン」
      博多一双@博多「ラーメン」
      翔龍軒@赤坂「ワンタンメン」
      おいげん@赤坂「ラーメン」
      ラーメン海鳴@中洲川端「ラーメンジェノバ」

    □拉麺人インタビュー 
     山田晶仁 <博多一双 店主>②
     『弟と一緒に成功したいと思った』(聞き手:山路力也)

    ■連載コラム(第26回)
     『ラーメンの憂鬱』〜ラーメンに必要な清潔感(山路力也)
     『教養としてのラーメン』〜戦後ラーメン史(1)~屋台の勃興と食糧援助の真実~(山本剛志)

    □告知/スケジュール

    ■編集後記


    ■巻頭コラム
    「ラーメンの美味しさに必要なこと」山路力也

     人はラーメンの美味しさを何で感じるのか。無論、スープや麺であったり具であったり、味でそれを感じるのは言うまでもないことだが、私自身は味覚というものがかなり曖昧であって怪しいものだと思っている。これはラーメンだけに限った話ではないのだけれど。

     例えば、竹岡式ラーメンについて。
    お湯のスープに乾麺というシンプルな組み合わせの竹岡式ラーメン。千葉の小さな漁港、竹岡漁港を望む古びた店で、地元のおばちゃん達が一生懸命働いている中、潮の香りを感じながら食べる一杯の美味しさ。それを以前都内で食べたことがあったのだが、明らかに美味しさが違う。圧倒的に竹岡で食べた方が美味しい。厨房設備や調理技術などはきっと都内の店の方が優れていたであろうに、だ。

     味集中システムというものがある。仕切りのある狭いカウンターで、誰の顔を見るでもなく誰と話をするでもなく、ただラーメンと向き合って無言で啜る。店の人の動きすら見る事が許されない空間。一方、同じカウンターであっても目の前に厨房があって、元気な店員さんの声や麺を上げる動きが見えて、隣が知らない人であってもそこに食べている人の姿がある場合。私は間違いなく後者の方が美味しいと感じる。

     清潔な店と不潔な店。そこまで大げさではないにしても、しっかり掃除などが行き届いている店と、カウンターの隅やテーブル上の調味料あたりがベタついているような店。ご主人が笑顔で「いらっしゃい!」と言ってくれる店と、無言でムスッとしているような店。忙しそうなのに手を休めてお水を出してくれる店と、暇そうでブラブラしているのに「水はセルフでお願いします」とぶっきらぼうに答える店。どちらの店で食べるラーメンが美味しいか。

     すべての料理に言えることだとは思うのだが、ラーメンの美味しさは他の料理よりもそんな味以外の要素が多いと思う。逆に言えば、こんな店もう来ない、なんて思う理由のほとんどは味以外だったりもするのだ。(似たような視点でnoteにエッセイも書いたのでご一読を)


    □クロスレビュー「必食の一杯」

     一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回はつけめんTETSUグループの店長たちが腕を競うコンペ「夏の選手権」の優勝作品である「NINJA BLACK」を、山路と山本が食べて、語ります。

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    つけめんTETSU
    「塩ラーメン NINJA BLACK」850
    ※8/31までの期間限定メニュー
     
  • ラーメンレビュー 山本増刊31号

    2016-07-15 11:00
    62pt

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    ■「ラーマガ」本誌に載せきれなかったレビューを掲載する「ラーメンレビュー増刊号」です

     「ラーマガ」本誌では、各号で7件の個別レビューを掲載しています。遠征や連食などで、そこに収まらない私のレビューを、随時「ら~マニア共和国」で掲載します。

     今回は巻頭コラムと、この夏の冷やし5件のレビューを無料公開。そして、昨年の米沢取材での3件と群馬日帰り遠征の2件、合わせて10件を掲載します。ラーマガ本誌と合わせてお楽しみください。

    □目次

    1.巻頭コラム
     「恵比寿で赤星を語ってきた」

    2.この夏の冷やしレビューは無料公開!第二弾は冷やしラーメン!

     ・勝本@水道橋
     ・ととこ@神保町
     ・坂内@小岩
     ・楽農園@神田
     ・MANNISH@神田

    3.米沢出張完全版
     ・五十番@米沢<中華料理店でも本格的米沢ラーメン>
     ・ラーメン博@米沢<20:30開店。締めに愛される米沢ラーメン>
     ・貴伝@米沢<米沢で奮闘する永福町大勝軒インスパイア>

    4.
    群馬日帰り遠征完全版

     ・まるこう<鴨白湯で人気の店。行列の理由は…>
     ・一歩<鳥居式ラーメン塾出身の、地元密着の人気店>



    1.巻頭コラム
     「恵比寿で赤星を語ってきた」

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     ラーメン店でもしばしば置かれる「赤星」こと「サッポロラガービール」。現在「赤星探偵団」というサイトも公開されている。そんな「赤星」ファンのブロガーが集まる会が、サッポロビール主催で行われるという事で、私も参加させていただく事になりました。

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     恵比寿のサッポロビール本社ビルにある秘密の場所に、ブロガーさんが30人近く集結。

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     赤星のポスター。

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     赤星の大瓶に、アテもいろいろと用意してもらいました。

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     サッポロビール広報の方の挨拶の後、「カンパーイ」!

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     1877年生まれの、日本で最も歴史あるビールの銘柄「サッポロラガービール」。そこまで歴史があったとは!熱処理しているので生ビールとは違う、厚みある旨みがあって、飲食店で人気のブランドというのも分かります。

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     参加したブロガーさん達が、5軒ずつオススメの「赤星が飲める店」を投票。票が割れて1位でも4票。「まるます家」「丸千葉」「斉藤酒場」と、人気の高い酒場がここでもトップに立っていました。

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     最後にサッポロビールからのお知らせ。7月12日から缶ビールの「赤星」が発売。前回の販売時はコンビニ限定でしたが、今回はスーパーなどでも販売との事。

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     缶ビールの裏には、1877年当時のラベルが描かれていますよ!

     さて、参加者が投票した「赤星が飲める店」。ラーメン店を投票したのは私一人なので紹介できませんでした。ここでその5軒を簡単に紹介します。

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    【麺や七彩@八丁堀】
    「喜多方らーめん(煮干)」

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     東京駅構内にあった店がこちらに移転。それと同時に「注文を聞いてから小麦粉を麺にする」という個性的なスタイルを始めた。麺を作るまで5分、出来上がりまで3分かかる。「赤星」をゆっくり飲みながら、麺ができる様子を観察したい。

     ふわっとした食感とコシが同時に楽しめる麺を啜れば、煮干がきいたスープも楽しめる。チャーシューやメンマにもしっかり味が染みている。


    麺や 七彩 八丁堀店
    東京都中央区八丁堀2-13-2
    東京メトロ「八丁堀」駅から徒歩4分
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    【ラーメン髭@平和島】
    「チャーシューメン」
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     ラーメン二郎の支店で修業し、見た目には似ているが個性を出した一杯を提供している。そして、ご主人のこだわりの「赤星」を飲みにやってくるラーメン好きも多い。味付けがしっかりしてたっぷりの「豚」や「モヤシ」も、赤星にマッチする味なんだよなぁ。

     ボリュームはたっぷりで極太の縮れ麺が啜っていて楽しい。赤星を何本か飲んでから締めにラーメンを食べてもいいし、ラーメンを食べながら赤星を飲むのもよさそう。「油そば」をアテにしている人もけっこういます。


    ラーメン 髭
    東京都大田区大森本町2-28-5
    京浜急行「平和島」駅から徒歩5分
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    【楓@荻窪】
    「味噌ラーメン」

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     野方で味噌ラーメンが人気の「花道」のネクストブランド。こちらも味噌ラーメンを看板にして、麺は札幌の「西山ラーメン」製。そういう事もあってか、ビールは赤星。

     中華鍋で野菜を炒める姿はまさしく札幌ラーメンだが、鶏と豚をしっかり煮出した濃厚スープを合わせたり、ジャガイモを使ったペーストに生姜の味を効かせるなど、オンリーワンの味噌ラーメンになっている。


    味噌麺処 楓
    東京都杉並区上荻2-40-11
    JR中央線「荻窪」駅から徒歩10分
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    【真屋@大垣】
    「鳥そば」
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     全国的な規模で急増する「鶏白湯ラーメン」だが、それだけに似た味も多くなっているのも事実。そんな中、鶏白湯の滑らかさとアゴ出汁のシャープな旨みをブレンドしながら、個性的なスープにまとめているのがこちら。スープに馴染んだ麺もよい。

     訪問時は車だったので飲めなかったけど、赤星と聞いて俄然再訪したくなってます。ふらっと行けて赤星を飲みながら待てる、地元の人がうらやましいです。


    鳥そば 真屋
    岐阜県大垣市熊野町4-6
    JR東海道線「荒尾」駅から徒歩10分
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    【赤星@札幌】
    「塩らーめん」
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     札幌の狸小路沿いに佇む、小さなラーメン店。店名が「赤星」だから、もちろんビールも赤星。なんでも「赤星のように長年愛される店になりたい」が店名の由来だとか。醤油らーめんと塩らーめんは500円とワンコイン。鶏白湯のあっさりしたスープだが、タレや具材にも丁寧な味付けを感じ、個性あるラーメンになっている。チャーシューの味付けも嬉しい。札幌に行くなら、ラーメンもビールも「赤星」で!


    らーめんサッポロ 赤星
    北海道札幌市中央区南三条西7-7
    札幌市電「西8丁目」停留所から徒歩4分
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    2.この夏の冷やしレビューは無料公開!第二弾は冷やしラーメン!

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    【勝本@水道橋】
    「冷やしラーメン」880円
    ※夏季、1日30食限定

     2015年3月に開店し、現在は「中華そば」「濃厚中華そば」「濃厚つけそば」のラインアップ。今年の夏はそこに「冷やしラーメン」が加わったと聞いて訪問。数量限定なので、涼しい日の夕方を選んで訪問。

     鶏と煮干しを使った醤油色のスープは澄んでいて「中華そば」にも近いスタイル。もちろんしっかりと冷たく、暑い日でもホッとできそう。浅草開化楼製の中太麺がしっかりと締められ、シコシコした食感でスープを引き上げてくる。丸い氷も醤油色をしていて、水ではなくスープを凍らせることで、溶けても味が薄くならない工夫が凝らされている。溶けると徐々に味に奥行きも感じるので、スープと違う出汁を凍らせているのかもしれない。

     脂の少ないチャーシューにはバルサミコ酢をかけていて、その甘さが肉やスープにマッチ。プチトマトやオクラといった夏野菜を乗せて食感や口内の爽快感をプラスさせつつ、揚げネギでコクも補強している。別皿のスダチをかけての味変も楽しめて、最初から最後まで、様々な味と食感で攻めてくれる。冷やしラーメンの基本を押さえつつ技を見せる、この冷やしラーメンは食べてみてほしい。

    水道橋 勝ちにこだわり 価値を出す

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    勝本
    東京都千代田区三崎町2-15-5
    JR中央緩行線「水道橋」駅から徒歩2分


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    【ととこ@神保町】
    「冷ったいラーメン」800円

     2013年に、神保町から御茶ノ水へ上がる道の一角に開店し、地道にお客さんが入っている店。店主が山形出身という事で、山形の味覚をラーメンや一品料理に取り入れている。そんな中、冷やしメニューである「冷ったいラーメン」も通年メニューとして販売している。というわけでこちらを注文。具の多い「特製」の他、夏季限定のトッピングとして「梅」「納豆」も用意している。

     丼からしっかり冷やされていて、鶏の澄んだ出汁に醤油を効かせたスープも冷たい。中太麺も冷水で締められているので冷やしラーメンらしい温度。固すぎない食感でスープに馴染んでいる。氷を5個浮かべているので、この冷たさは最後までキープされている。

     具には炙った鶏肉を使い、脂が気にならない見事な構成。キュウリ・ナルト・メンマ・ワカメ・海苔に、食用菊を散らしている所に「山形」っぽさを感じる。薬味にネギ・ゆず皮・みつ葉が加わり、さっぱりさせる味付けは、山形市の「冷やしラーメン」を更に深く、更に楽しくした印象。一品料理が多いので、一度ここで飲み会をしてみたいんだよなぁ。

    山形の 冷たさ冬でも 夏だって

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    麺ダイニング ととこ
    東京都千代田区神田小川町3-10-9
    各線「神保町」駅から徒歩2分


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    【坂内@小岩】
    「和風冷やしラーメン」750円

     喜多方の「坂内食堂」から名前を借り、全国にチェーン展開を続ける「坂内」。一時期はペースを落としていたようだが、最近になって出店攻勢をかけている様子で、ついに小岩にも開店した。亀戸や市川にもあるので、商圏をかなり絞り込んでいるのかな?。なお、「坂内」の味は喜多方の「坂内食堂」と同じではない。坂内は醤油色をしているスープが、坂内食堂では透明。

     そんな「坂内」各店では、夏季限定で冷やし中華を販売しているが、通年で和風冷やしラーメンを提供しているのでこちらを注文。醤油色の冷たいスープは、鰹などの魚介系スープを強く感じ、「冷やし蕎麦」を食べているような印象。氷を乗せているので冷たさは変わらないし、醤油をやや濃く感じるスープがゆっくりと薄まっていく感じも悪くない。麺は喜多方ラーメンをイメージした太縮れ麺。やや茹でが足りない部分も感じたが、普通に食べている分には不満にまではならない。メンマやネギを乗せつつ、温めたチャーシュー5枚は別皿に乗せ、ワサビをつけて提供。ラーメンの合間にチャーシューを食べて、なかなか悪くない印象。

     ちなみに、喜多方「坂内食堂」にも「冷やしそば」がある。私は未食だが、チャーシューは麺の上に乗せたり野菜が加わっているようで、こちらも異なるスタイルになっている。

    焼豚に とろけて麺は 締められて

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    喜多方ラーメン 坂内 小岩店
    東京都江戸川区南小岩6-29-12
    JR総武緩行線「小岩」駅から徒歩5分


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    【楽農園@神田】
    「冷やしラーメン」700円
    ※夏季限定

     2016年4月に開店した店。こちらは、事務用品の販売や貸会議室を営むエッサムという会社のビルで、3階より上は貸会議室、2階には稲庭うどんや郷土料理を出すレストラン、1階は弁当や軽食などのテイクアウト、そして地下にラーメン店を構えている。看板には「山形新庄の人気店の味」と書いてあるが、どことは特定されていない。また、地下の食券機は千円札しか使えないと、地上の入口に掲げられている。ラーメンとトッピング、つまみと酒類が並んだメニュー構成だが、「冷やしラーメン」があったので、初訪だけどそれを注文。バーコードがついた食券が出てきて、それを客席のリーダーで読み取ると、ワゴンに乗せたラーメンがその席に持ってこられる、社食のようなシステムと雰囲気。

     鶏をベースにしたあっさりしたスープを冷やし、中細麺を入れたオーソドックスな冷やしラーメン。鶏チャーシューやキュウリ、カイワレ、ワカメ、ゆで卵などを乗せ、氷もたっぷりで冷していこうとする意識はしっかり。別皿の大根漬を合間に食べて満足。山形の、というよりも本当に普通の冷やしラーメンでしかないが、サラリーマンの昼休みには悪くない選択肢かもしれない。本当に社食のような雰囲気ですが、通し営業で大丈夫かなと心配も少々。

    鶏の味 流れてきたから 最上かも?

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    最上 楽農園ラーメン
    東京都千代田区内神田3-24-5 エッサム神田ホール2号館 B1
    各線「神田」駅から徒歩3分


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    【MANNISH@神田】
    「冷やし塩生姜らー麺」850円
    ※夏季限定

     2016年3月、神田の外堀通り沿いにあるバーのランチ営業として開店。間借り営業の店は優先順位が低くなってしまうが、有名店で修業して評判の店という事もあって訪問。とはいえあまりに暑かったので、初訪なのに限定の冷やしを注文してしまいました。

     ベースのスープは、恐らくは塩生姜らー麺と同じ鶏と生姜がベース。澄んだ所に油も浮いている。じんわりといい味を出しているが、冷やしラーメンなのでもっと冷やして提供してくれるといいかなぁ。氷をひとつ浮かべているが、これも単なる氷ではなく、スープを凍らせている模様。なので徐々にスープも冷たくなりながら、生姜の味が更にプラスされていく。三河屋製麺の中細麺はしっかり茹でた後に締めているので、滑らかだけど勢いよく啜れる。

     この店ではラーメンにも使っている鶏チャーシューが、冷やしでも見事にマッチ。スプラウトやメンマなどの具材で口の中がリフレッシュされて、生姜の持ち味は冷やしでもしっかり主張されていた。スープがもっと冷えれば完璧だと思った。

    冷やしても 生姜で体は あたたまり

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    塩生姜らー麺専門店 MANNISH
    東京都千代田区内神田1-9-10 光正ビル別館 B1
    各線「神田」駅から徒歩5分


    3.米沢出張完全版

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    【五十番@米沢】
    「中華そば」550円