佐倉視点
banner_space.png
 身動きがとれなかった。
 私は拳銃と向かい合ったまま震えていた。
 背中の方向から、足音が近づいてくる。それがすぐ近くで止まり、視界の片端に奴の足が入り込む。
 死にたくなかった。殺される、と思った。でも。
「散らかすんじゃねぇよ」
 サングラスはそう呟いて、拳銃を拾い上げただけだった。
 ――部屋を散らかしてるのは貴方でしょ。
 そう言ってやりたかったけれど、たとえ口にガムテープが張られていなくても、声を出せた気がしなかった。
 ひどく喉が渇いている。
読者の反応

もっち @mochi_0307 
小説更新!とりあえずみさきさんは無事です!  


桃燈 @telnarn 
みさきちゃん、ずっと縛られてておトイレ大丈夫なのかなぁ。 


あわねむ@ソルカナダ班(違) @Awanemu04 
撃たれなくて良かったとだけ…。  





※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント( @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。
banner_space.png
佐倉視点