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【ドキュメンタリストの穴】第五十一回 生放送を終えて【酒井充子】
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【ドキュメンタリストの穴】第五十一回 生放送を終えて【酒井充子】

2017-07-15 20:00
    ドキュメンタリストの穴

    INDEX

    ■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

    ■お知らせ

    ■from 金田浩樹

    ■現場写真

    ***************

    ■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

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    <番組について>
    □ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】(=通称【DQ-ANA】)は、「ドキュメンタリスト」専門の対談番組です。
    毎回、話題のドキュメンタリー監督らをゲストに招き、心の深淵と作品について話し合います。


    <生放送>
    □月1回・2時間程度の対談生放送を予定しています。


    <ブロマガ>
    □最新情報・生放送の予定といった「更新情報」のほか、毎回の対談に併せた「対談の感想」「編集後記」などが配信されます。


    <料金>
    □【ドキュメンタリストの穴】のすべてのサービスをお楽しみいただくにはチャンネル入会が必要です。「月額324円」ですべてお楽しみいただけます。


    <チャンネル会員・非会員のサービスの違い>
    □対談生放送の【前半部分は無料】です。チャンネル会員・非会員どなたでも視聴可能です。
    □対談生放送の【後半部分から有料】です。チャンネル会員のみ、対談の続きが視聴可能です。

    □ブロマガの「更新情報」は無料です。チャンネル会員・非会員どなたでも閲覧可能です。
    □ブロマガの「対談の感想」「編集後記」はチャンネル会員のみ閲覧可能です。

    ***************

    ■お知らせ

    酒井充子監督の最新作『台湾萬歳』が2017年7月22日(土)より公開です!
    みなさん是非劇場でご鑑賞ください!

    ※『台湾萬歳』公式サイト
    http://taiwan-banzai.com/

    ※ポレポレ東中野
    https://www.mmjp.or.jp/pole2/

    イベント・舞台挨拶などの情報は、ポレポレ東中野でチェック!

    ***************

    ■from 金田浩樹

    <第五十一回生放送を終えて>

     今回は、台湾三部作の最終章『台湾万歳』公開間近の酒井充子監督をお迎えしました。
    縁あって試写会で『台湾万歳』を観させていただき、その後に録音・編集の川上拓也さんと酒井充子監督とご挨拶がてらの飲み会があったのです。その飲み会が18:00集合で、終わったのが翌日の朝の06:00!なんと初対面のご挨拶の飲み会が12時間もあったのです。まさに宴!作品の話や、監督の人柄やお互いの話をしているうちに、大体の番組構成が出来上がりました。

     まず私が注目したのは、ご本人に衝撃的な出会いとはいえ、安定した社会人の立場を捨て"特に何も勉強していない"けど"映画製作の道へ進んだ"「ぶっ込み力」の秘密です。まるで、パスポートも持たないで成田空港へ向かうような無謀な行動(と最初は思いました)であり、その時、すでに酒井さんは十分な社会人経験をしている"大人"。「オラ海賊王になる!」みたいな子供の夢とは大きく違うわけです。

     映画学校に行ったからといって、必ずしも素晴らしい映画を撮れるわけではありません。映画史や撮影技術など知らなければ映画が撮れないとは思いません。とはいえ、その時(海賊王宣言をした時)の酒井さんは、キャメラの使い方や編集どころか、まず、どのような行程で映画製作するのかも知らなかったのです……!

     最初は台湾の劇映画を作るためにシナリオハンティングで何度か台湾に渡りました。しかしその中で、当初目指していた劇映画ではなく「ドキュメンタリー映画で表現する」という方向転換をしたのでした……と、さらっと酒井さんはおっしゃっていましたが、この方向転換も簡単なことではないのです。ここでも"鋭角な判断と行動"という「ぶっ込み力」が発揮されました。最初の飲み会でそんなお話を聞きつつ、その非凡なドキュメンタリー作家としての出自にただただ、驚いたのでした。

     その後、僕は『台湾人生』『台湾アイデンティティー』の台湾三部作の過去作をDVDで拝見しました。台湾三部作を観終わって、すべてに通底する作風と、作品ごとに進化・変化している箇所がとても明確で、「なるほど!」と、20年近く台湾を追ってきた酒井さんの作家人生の片鱗が見えたような気がします。(個人の意見ですよ)

     過去作二本では、新聞記者出身の監督らしく、インタビュー(聞き取り)で構成されます。主に、日本統治下の台湾で日本語と修身教育を受けてきた"日本語を話せるお年寄り"にその時の様子や、今思っていること等を掘り下げていきます。新聞記者らしく粘り強く粘り強く証言(もしくは言質)を積み重ねていくスタイルで、主に「キャメラの前で話す言葉」と、それを監督が物語として再構築していくという構成。
     
     ここで、気になったところが幾つかあります。これは作風の 
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