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ドキュメンタリストの穴
第104回のタイムシフト視聴は3週間後まで視聴可能!
下記URLよりお楽しみください!
https://live.nicovideo.jp/watch/lv334764616
(※1月7日(金)の23時59分59秒まで視聴可)
INDEX
■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】
■お知らせ&クリスマス・プレゼント企画
■from スタッフ二号
■現場写真
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■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】
<番組について>
□ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】(=通称【DQ-ANA】)は、「ドキュメンタリスト」専門の対談番組です。毎回、毎回様々なジャンルのドキュメンタリー・劇映画や表現者たちをゲストに招き、心の深淵と作品について話し合います。
<生放送>
□月1回・2時間程度の対談生放送を予定しています。
<ブロマガ>
□最新情報・生放送の予定といった「更新情報」のほか、毎回の対談に併せた「対談の感想」「編集後記」などが配信されます。
<料金>
□【ドキュメンタリストの穴】のすべてのサービスをお楽しみいただくにはチャンネル入会が必要です。「月額330円」ですべてお楽しみいただけます。
<チャンネル会員・非会員のサービスの違い>
□対談生放送の【前半部分は無料】チャンネル会員・非会員どなたでも視聴可能です。
□対談生放送の【後半部分から有料】チャンネル会員のみ、対談の続きが視聴可能です。
□ブロマガの「更新情報」は無料です。チャンネル会員・非会員どなたでも閲覧可能です。
□ブロマガの「対談の感想」「編集後記」はチャンネル会員のみ閲覧可能です。
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■お知らせ
原一男監督の最新ドキュメンタリー映画『水俣曼荼羅』は全国順次公開中!
□映画『水俣曼荼羅』公式サイト
http://docudocu.jp/minamata/
■クリスマス・プレゼント企画
映画『水俣曼荼羅』の製作を余すところなく記録した書籍『水俣曼荼羅製作ノート』、原一男監督のサイン入りで限定1名様にプレゼント!
<応募方法>
twitterアカウント「@third_eye_view」( https://twitter.com/third_eye_view )にDMで「原一男監督の『水俣曼荼羅製作ノート』希望」とコメントを送ってください。
<応募締め切り>
2021年1月7日(金)24:00 まで
(※当選の発表は、発送を以て代えさせていただきます。)
(※当選の発表は、発送を以て代えさせていただきます。)
(撮影:森谷博)
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■from スタッフ二号
<第104回生放送を終えて>
久しぶりに【ドキュ穴】においでの巨匠は元気!
(撮影:森谷博)
今回の【ドキュメンタリストの穴】はドキュメンタリー映画界のリビング・レジェンド、原一男監督をゲストとしてお迎えしました!
当番組の第1回ゲスト登場から、今回で4回目の登場!
何よりお元気な姿にリスナーのみなさんも驚かれたと思います。
体力・知力ともにますますのパワーアップ……どうして……
新作『水俣曼荼羅』は大傑作!「映画作りは毎回迷うし、毎回が冒険」と話す原監督。「最新作が代表作」の日本ドキュメンタリーの鬼に【ドキュ穴】は、あえての「この映画の決定的な欠点が二つある!」と宣言して番組スタート。(この道50年のベテランに何を言うんだ……汗)
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□原一男監督にモノ申す!<その1>
MC「6時間超えの今回の作品の欠点!僕は……短かいと思います!」
一瞬ポカーンとする原監督。そのあと大笑い!
原「体感時間、というものがありますよね」
映画や演劇などの鑑賞体験には、「3つの時間」が存在しています。
※1)映画が上映されるる「上映の時間」
※2)作品の中に流れる「作品時間」
※3)そして実際に作品を鑑賞している時に感じる「体感としての時間」
上演時間(※1)6時間超え、と聞くと長く感じる人もいるかと思います。しかし作中の人達の生きる時間(※2)は38年!そこを(※3)「短かい」と表現したMC金田の苦言(?)に深くうなずく原監督の目には輝きが!そう、「体感時間」(※3)をどのように生成するかが映画監督の腕の見せどころ。御年76歳、ローリング・ストーンズと同期(?!)の原監督の魔法を、ぜひ“体感”ください!(実は8時間だったとの驚きの事実が!)
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□パンフレット(プログラム)が販売していない(実はある)件
ところで劇場へ既に赴いた方はお気づきかと思いますが、『水俣曼荼羅』にはパンフレット(プログラム)がありません。
MC金田「プログラムあるじゃないですか!」
そこで飛び出したのが書籍『水俣曼荼羅製作ノート』。製作過程や本編書き起こしなど、映画製作過程の情報がギッシリ詰まっています。
原「そうですね、写真ばっかり載ってて情報のないパンフレットよりも、沢山の情報を載せたら書籍になったので、プログラムは売ってないんです。」
金田「これ(製作ノート)を明日からプログラムと呼びましょう!ちょっと高くてもいいですよ。長い映画なんだしw」
原「そうしよう!そういうのは、すぐ取り入れますからw」
みなさん、パンフレット(プログラム)の持つ役割を十二分に果たしている『水俣曼荼羅製作ノート』、【ドキュ穴】放送後はパンフレット(プログラム)の位置づけになりましたので(笑)ぜひ楽しみにお買い求めください!
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□これから観る人への、わくわくポイント!
上映が始まったばかりの映画『水俣曼荼羅』ですので、これから観るよ!という方が多いと思います。そこでおススメのワクワクポイントをいくつかご紹介!
1)2時間ごとにインターミッション(休憩)が入るので、身体にやさしい~★
6時間座りっぱなしなのでは…?と不安だった方、安心してください!20分休憩が2回も入りますよ!小学校の20分休みの充実した時間を思い出してみてね!
2)前半(1部)/中盤(2部)/後半(3部)と、全く違った世界観で描かれるので、飽きない!
休みが入るとはいえ飽きるのでは…?と不安だった方、安心してください!休憩ごとに引き出される喜怒哀楽の引き出しが、4種類では足りません。みなさんの喜怒哀楽のグラデーション(精度)が試される時が来ました。自分を信じ、原監督を信じてスクリーンに向かえば、あなたにしか感じられない「固有の鑑賞体験」ができます!期待して大丈夫!
3)『水俣曼荼羅』は3D構成映画!
原一男監督が今回仕掛けた構成は、原監督にしかできない壮大な形で映画を3D化しています。
立体といえば三次元……簡単に書いておくと……MC金田曰く
【X軸】=水俣病を科学的に解明していく医学専門アプローチの軸【叙事詩】
水俣病を医学的に研究し、症状の原因究明をしていくコペルニクス的、お医者さん2人の姿はさながら【ブルース・ブラザーズ】!お人柄からにじみ出る可愛らしい姿や、自分たちなりに研究対象を大切に扱っている様子など、水俣病の疑念そのものをオセロの角を取ったかのようにクルクルとひっくり返していきます。話題満載のドクターの活躍劇。サスペンスかつスペクタクルな要素として、主に前半で描かれています。(当然、後半にも出ます)
【Y軸】=水俣病を裁判hoで解明していく法律専門の軸【叙事詩】
水俣病の映画、と聞くとこの軸をまず思い浮かべる方も多いと思います。しかしこれは原一男映画。知の詰将棋はまるで、激しい格闘技映画!ここで登場する劇的な自分物たちの衝撃の行動は、主に中盤で目撃することができます。(この詰将棋のベースになる考え方こそがX軸で提唱される新理論)
【Z軸】=原一男の仕掛ける「エンターテインメント恋愛映画」【抒情詩】
水俣病を扱った映画を時には「恋愛映画」まで昇華させる演出力を持った映画監督は、原一男ただひとり!水俣”man”荼羅と”人間”をタイトルに内包するこの映画の主旋律であります。
LOVE……それは経年という時間の流れを最も美しく、面白く、そして力強いもの。人間の愛しさ・儚さは、主に中半〜後半で描かれます。
映画はこの【X軸】【Y軸】【Z軸】をダイナミックに往来し、時にはじっくり一箇所に留まります。その配分の”構成”こそが、原一男映画の真骨頂であり、観客をダイナミックに揺さぶるエンターテイメントドキュメンタリーになるのです。
各軸は、それぞれ前半・中盤・後半でメインディッシュとして扱われるものの、作品全体の構成において通底し、映画を立体構造物として認識するための要として存在しています。「映画って、ストーリーとドラマで出来てるんでしょ」「プロット?とかあまりわからない……」という方、ぜひこの3つの軸を少し意識して映画をお楽しみください。きっと今までと違った心の風景が拓けますよ!
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□ポリの恩恵を受ける全ての民は、この映画を目撃せよ
「水俣病って有名だけど、すごく昔の出来事だし、地方の小さなエリアで起こった公害でしょ?」
「現代とか自分自身とかには、直接関係なさそうな話題じゃない?」
そういった印象の方ももちろんいると思います。しかし、【文化的な生活の恩恵を受けるあらゆる人】よ、水俣は他人事じゃないのです。
コンビニ・スーパー・100円ショップなど、私たちの身の回りでプラスティックやポリエチレンを使用した製品は当たり前に使用されています。この「今、私たちが使用する、日常使いの製品」が「当たり前に存在している」ことこそ、私たちが水俣で起こった出来事を超えて実現した【幸福】の表現形でもあります。
MC金田「戦争の記録を毎年、八月のNHKなどの特集で振り返ることで、今ある「平和」のありがたみを知る。僕達はコンビニや100均を何気なく利用し「文化」と「便利」の恩恵を受けていますが、戦争と同様に公害もまた、利便性という名の恩恵を全ての人にもたらしたことを、この映画から実感して欲しいと思います」
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□原一男監督にモノ申す!<その2>
今は
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