私の前髪は伸びるのが早い。
1ヶ月もすれば簾のように視界に日影を作ってくれる。
生き急ぐように伸びる前髪は、同時に安堵をもたらしてくれた。
月に一度の美容院はもう両手で数えるくらい来ているのに、
オーダーや世間話に緊張の糸が張り続ける。
美容師さんが手際良く痛んだ毛先切り揃え、簾のような前髪に鋏を入れる。
日陰に光が差して日向になる。
こんなに怖かったっけ。
ビルの高さから感じる閉塞感。
とめどなく押し寄せる人の波。
その波が太陽に反射しているせいか、眩しくて痛い。
日陰がなくなってしまった私の視界は私の靴にピントを合わせていた。
横断歩道で足を止める。
左前のCDショップに視界を移す。
大きな看板にピントが合わされる。
好きなバンドの広告だ。
新譜が出るらしい。
きっと大丈夫だって思えた。
コメント
コメントを書くこんな風に感じてるのかな?
文章が上手いからエッセイ集とか出せそうですね💗
きっとあなたは大丈夫。大丈夫。
日常の一コマですな
起承転結、そして自分を客観的にみる、それがいいんだと思います。頑張って下さい。
最高だ😆✨♬ありがとう‼️
美容院とかって行くのに(まず予約入れるのに)ちょっと勢いをつける必要があるよね笑
もう堂々としちゃえばいいやって思える日が来るといいね。
一方で靴にピントを合わせる気持ちも大事に思えたりする。
局長、こんばんはー( ・ω・)ノ
いつもブログありがとうさんですm(_ _)m
前髪で目が隠れてると何か守られてる感覚があるの、分かるー。逆にその前髪切ったときはもう恐怖(;´д`) お外歩きたくないー( ´∀`)
音楽って勇気もらえるよね。不安や迷いは激しい音でぶっ飛ばす!!でもデカイ音で聴きすぎると耳悪くなるのよね……( ̄▽ ̄;)
何事もほどほどが大事ってことじゃのぅ( ´∀`)
あ、今度のライブも楽しみにしてるよー!(*´▽`*)