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(本文)
フィリピンのドゥテルテ大統領が麻薬の根絶を掲げて、
麻薬業者の徹底した取り締まりを行っている。

フィリピンの麻薬汚染は日本とは比較にならないほど深刻である。

麻薬中毒者は約370万人と言われており、
社会の隅々にまで麻薬中毒がいきわたっている。

このフィリピンの麻薬中毒状態は、自然になんとなくなったわけではない。

欧米の国際銀行権力が意図的にフィリピンを麻薬漬けにして、
廃人国家になるように誘導してきた。

実は、世界の最大の麻薬取引業者は米国のCIAであり、英国。

つまり欧米の銀行権力である。

このことは、以下の二つの点から確認される。

・欧米が19世紀から大規模にアジアにおいてアヘン貿易などを行ってきた歴史的事実
・CIAが20世紀の最大の麻薬取引業者として活動してきことを告発する数々の著作群

アジアにおいて大規模に麻薬取引を行ってきたのは英国である。
19世紀に英国は中国から絹や陶磁器などを輸入していたが、輸出するものは
殆どなく、慢性的な貿易赤字であった。
その貿易赤字を解消するために、インドでアヘンを栽培し、中国(清)に販売を
行って莫大な利益を稼いでいた。
英国のインド植民地の利益の13%はアヘンの貿易によるものだった。

中国では英国とのアヘン貿易によりアヘン中毒が大発生し、社会問題になり、国家が取り締まりを始める。
それに怒って英国が清に戦争を吹っかけたのが1840年のアヘン戦争である。
アヘン貿易に携わってきたのが、その貿易で莫大な利益を上げてきた欧米の国際銀行権力だ。

更に20世紀になると、米国のCIAが絡んでくる。
CIAが麻薬取引の最大の取引業者であることは、公然の事実であり内部告発までされている。

(麻薬とユダヤの陰謀史 太田龍著 成甲書房より以下転載)

P36
米軍グリーンベレー部隊の最も輝かしい戦歴のある指揮官と言われた、ボー・グリッツ大佐
が自身の体験から、アメリカは自国の指導層によって裏切られていることを論証し、
弾劾する
『奉仕に召されて ケネディからブッシュまで、陰謀のあらすじ』
という大著を出版しています(1991年)。
グリッツ大佐は、あのベトナム戦争が、麻薬戦争であり、アメリカCIAが麻薬取引に関与している
事実を証言しています。


P51
グリーンベレー部隊の指揮官としてグリッツ大佐は1987年にビルマ山岳地帯で
麻薬王・クンサと会見します。

クンサは、
「九百トンの阿片とヘロインを、昨年(1986年)、自由世界に輸出した。
今年(1987年)は千二百トンになろう。アメリカ政府は最大の顧客である。」
とグリッツ大佐に語った、とあります。

(転載終了)

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ミャンマー(ビルマ)、ラオス、タイの地域は麻薬取引のメッカであり、
黄金の三角地帯と言われている。

その麻薬王の最大の取引先が米国であると当事者から告げられているのである。

麻薬は、アジアのみならず、米国でも大規模に流通させてきた。

60年代のドラッグカルチャーは、反体制運動を骨抜きにするために
CIAが意図的にばらまいたものである。

何故、英国や米国の諜報機関が麻薬取引にかかわるのか?

それは麻薬が社会の健全性を破壊する最も有効な武器の一つだからだ。

アヘンが清王朝をむしばんだように、他国を破壊する有効な武器なのである。

メキシコやブラジルなどの中南米諸国は麻薬によって汚染され、国家が
深刻な被害をこうむっている。

また、フィリピンもそのような麻薬中毒国家の一つである。

廃人国家は無力になり、管理しやすい。

プーチンが出てくるまでのロシアはアルコール中毒国家であり、
国際銀行権力の代理人であるオルガルヒ(ユダヤ系を中心とした新興財閥)
が社会を支配していた。

ドゥテルテ大統領の苛烈ともいえる麻薬撲滅戦争に対して、
欧米の銀行権力の代理人たるオバマ大統領(安倍首相とともにTPPの熱心な推進者)
が批判をするのは、何十年にもわたって作ってきた麻薬シンジゲートが破壊されるのを
恐れているためだ。

人権侵害に対する懸念などではない。

それならば、サウジやクゥエート、イスラエルなどの米国の友好国も人権侵害は深刻である。

ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅戦争は、他国にも影響を与えている。

最近、インドネシアもフィリピンを見本にして麻薬を取り締まり始めた。

人類が国際銀行権力の麻薬廃人化システムから解放される戦いに期待したい。

※日本で麻薬取引の背後関係が報道されないのは、日本のマスコミが
米国によって徹底管理されているためである。