• このエントリーをはてなブックマークに追加
「個人の尊厳」を民主主義の「究極的な価値」とし「個人の尊厳の実現」を憲法の「究極の目的」とする図
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

「個人の尊厳」を民主主義の「究極的な価値」とし「個人の尊厳の実現」を憲法の「究極の目的」とする図

2023-11-03 18:07

    ※久しぶりの記事です。1カ月ほど風邪で苦しみましたが体調は無事に回復しました。

    ご心配をおかけしました。


    今回の記事では、民主主義の究極的な価値とされる「個人の尊厳の理念」を表した新しい図について解説する。


    従来の主流の憲法学では、以下の図にあるように民主主義の究極の目的とされる「個人の尊厳」の価値と意味を導き出すまでの流れが明らかにされてこなかった。


    そこで前作の『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理』

    https://amzn.asia/d/0riQrtW

    では以下の図を作成し「フリーメイソン最上層部により隠されてきた憲法の全体像」を表した。

    上記図の特徴は、主流の憲法学が解明してこなかった「④個人の尊厳の意味」が導出されるまでの流れを①~④の流れを用いて表した。


    今回の記事では上記図をもとに、新たに次の図を作成した。


    前作の図と今回の図の違いは、前作の図では「個人の尊厳」を「民主主義の目的」とのみ定義していたが、今回の図では個人の尊厳という民主主義の理念を「究極的価値」と定義した事である。

    また今回の図では、また民主主義の目的である図④を、「究極的な価値」と「究極の目的」の二段階(④ー1と④ー2)に明確に分けて記述した。

    究極的価値の「究極」とは以下の意味である。

    「究極」とは「物事をつきつめ、きわめること。また、その最後の到達点。(デジタル大辞泉より)」

    上記の「究極」の意味にあるように、「憲法の価値」の最後の到達点として「個人の尊厳の理念」が導出されることから「究極的な価値」とした。

    憲法の究極的な価値である「個人の尊厳の理念」は次の流れで形成される。

    図①人間の尊厳という「憲法の根本価値」→②幸福追求の自由という「憲法の基本価値」→③善追求(人格)の自由という「憲法の最高価値」→この①②③の関係性から④の個人の尊厳の理念という「憲法の究極的価値」が導き出される。

    この「個人の尊厳の意味」は、

    「根本価値の人間の尊厳を前提としたうえで、最高価値としての万人の人格の自由が保障され、基本価値としての適切な幸福追求の自由が最大化した、支配者のいない平和な社会」

    という理念になる。



    今回の図のもう一つの特徴として

    図④ー1の民主主義の究極的な理念としての「個人の尊厳」と、

    ④ー2の憲法の究極目的としての「個人の尊厳の実現」を分けて記載した。


    「理念(究極的な価値)」と「憲法の目的(法の究極の目的)」を分ける事で、

    「憲法の目指している目的のモデルの形成の段階」の違いを表した。


    今回の図のように個人の尊厳の理念を「憲法の究極的な価値」としたことで次のような点が可能になった。


    ・個人の尊厳と他の憲法的価値(根本価値、基本価値、最高価値)との関係性が明瞭になった

    ・価値としての「個人の尊厳」と、憲法の目的としての「個人の尊厳の実現した理想の権利状態」という段階の違いが明瞭になった


    以上で、日本国憲法の究極の価値と、法の目的の関係性がハッキリと定義された。

    これは「真の民主主義の原理」を理解し、民主主義を正常化させるうえで極めて重要な定義となる。


    この憲法の全体像をフリーメイソンの秘密教義の基礎となっていると言われるカバラ(ユダヤ神秘主義)を参考にした「図形哲学の円モデル」で視覚化すると次の図になる。



    個人の尊厳の原理とカバラを参考にした図形哲学の件に関しては、次の記事を参考。

    「個人の尊厳の原理の円モデル」からフリーメイソン33位階(最高階級)の紋章(九芒星)の意味を推測 | 天野統康のブログ 政治・経済・思想研究 (ameblo.jp)

     


     

    (記事終了)


    ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

    ■勉強会のご案内

    ■天野統康の新刊


    ・著名な国際アナリスト・作家の北野幸伯先生から頂いた書評

    「真の民主主義・資本主義とは何か、誰も知りません。世界で唯一、それを提示しているのが天野先生です。」


    ・作家・ジャーナリストの船瀬俊介先生から頂いた書評

    「経済と政治を知るには、これ一冊で十分だ!」


    <リンク>新刊に頂いた書評一覧 


    ・新刊の購入・試し読みはこちらから

    Amazon.co.jp: フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理 図解で解明する、その光と闇の全容 eBook : 天野 統康, 三村 康雄: 本


    ・新刊の動画などの解説はこちら

    <リンク>・『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理』の発売が開始



    ■amanomotoyasuのTwitter→https://twitter.com/amanomotoyasu 


    ■フェイスブック→https://www.facebook.com/motoyasu.amano 


    ■Youtube→https://www.youtube.com/user/07amano/featured?disable_polymer=1



    ■寄付・支援のお願い 当ブログでは真の民主社会を創るために必要な 情報発信や研究などの活動を行っています。

     独立して活動をするには、時間や労力、お金がかかります。 

    是非、皆様のご支援をお願いいたします。

     ・みずほ銀行

     ・立川支店

     ・預金種目:普通 

    ・口座番号:2478209 

    ・口座名:アマノ モトヤス

    ※入金されたお金のご返金は原則としてできません


    ■日本に民主革命を起こす「国民発議プロジェクト」のご紹介

    議会が世論を無視して通した悪法を国民投票で廃案にし、議会が世論を無視して作らない法案を国民投票で立法できることを可能にする。そのような直接民主制の導入を目指す「国民発議プロジェクト」のバナーです。
    リンクフリーなのでどんどん貼ってください。

     

     o1080110815235244355.jpg?caw=800

     


    ■借金漬けの資本主義経済を変革する「公共貨幣フォーラム」
    資本主義の最大の特徴である債務貨幣(銀行業による貨幣創造)を逓減させ、政治が貨幣を発行することで社会を債務漬けから解放する公共貨幣。

    この公共貨幣の導入を目指すのが公共貨幣フォーラムです。

    公共貨幣フォーラム - connpass

     

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。