――11月7日 とある教室――
誉「やぁ♪ 金森くん」
碧叶「寿秋じゃん〜、どした?」
誉「シフトが終わってね、セブンカラーズはどうしてるなぁ?って思って敵情視察だよ♪」
誉「今は集計結果見てるのかな?」
碧叶「そう!今ちょうどセブカラで話し合い終わったとこ」
碧叶「どっちが勝つかわからないくらい、いい勝負やね、でも負けんよ!」
誉「おや、俺たちだって負ける気はないからねぇ」
誉「そう、その話なんだけど……」
碧叶「おー?」
誉「おかげ様で、今回の対決が盛り上がっているのは良いんだけど~」
誉「勝者のごほうびより、みんなは、俺達の『メイド服』に興味があるみたいだね♪」
碧叶「そりゃあ、そうだろ!やっぱり学園祭といえば、ほっと一息つくオアシスのような喫茶と、そこに可憐に咲く美しきメイドさん!ときたらメイド服が必須やけん!く~、これぞ青春って感じだよな。スイーツとの相性もバッチリ!」
誉「やれやれ、金森くんときたら……まったくもって、その通りだね」
碧叶「わかってくれるか、寿秋!」
誉「当たり前じゃないか♡」
ガシッ
誉「ということで、そんな青春をファンのみんなにちゃんと提供してあげたいっていう想いと、他のメンバーの驚く顔が見たいのもあってぇ~『勝った方もメイド服』とかどうかな?」
碧叶「ほほ〜う?詳しく!」
誉「今は『対決で負けたグループの代表者1人が』だけど……」
誉「『勝った方の特別衣装もメイド服』にするんだ♡」
誉「スリリングで、とぉってもゾクゾクしないかい?」
碧叶「ふむふむ~……うん、いい……それいい!面白すぎ!大大大賛成!」
碧叶「ついに本気を出してきたな。寿秋誉!」
碧叶「それだったら、『スイーツが目標の個数に到達したら全員メイド服に変身☆』だと、もっと面白くなるんじゃない?」
誉「あは、それいいね♡」
誉「んっふふ、やっぱり金森くんとは良い付き合いができそうだよ♪」
碧叶「うしし、お主も悪よのう~」
誉「目標数完売っていうと『累計500個』になるかな。ほぼ完売って所だね」
誉「ライブが最終日12日の20時から始まるから、それまでの販売個数になるね」
碧叶「ちなみに今は、えーっと、259個やね」
碧叶「おおう、こうやって数で出されると何回見ても嬉しいな」
碧叶「みんなには感謝を伝えきれない…!」
誉「それでこの『全員メイド服に変身』だ♡これはファンへのサプライズでもあるからね」
誉「ファンのみんなはどうしたいだろう?」
碧叶「そうだなぁ、なら実際にみんなに聞いてみよっか」
碧叶「せっかく学園祭にたくさんの人が来てるんだし、アンケートとかね!」
誉「それは名案だ♪」
誉「ファンの要望だったら、亜蘭も、ウチの女王様も文句は言わないと思うし♡」
碧叶「ウチは、ハヤテとかマサあたりが嫌がるかもしれないけど……ま、面白いから大丈夫だろ」
碧叶「よーし、決まりだ!」
誉「それじゃあ、『ドキドキ♥メイド服が本当にいいの!?』アンケート、始めようか♪」
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